続きです。



何度声をかけても返事のない男の子。



私はスピードを落として男の子と並走してたけど


後ろの車がどんどんと、渋滞になる。



後続車の迷惑になると思って



少し男の子の前に回り込み

スペースの所に車を停めて

男の子に走りよった。




でも、男の子はそんなの全く気にもせず

ただ、ただ、歩いてる




何度も声をかけたけどやっぱり返事はない。




少し迷ったけど

男の子の手首を掴んだ。

(車の通りが多いことと、そのままにはしておけないと言う勝手な正義感で。)


私が手首を掴んでもあまり分かっていない様子。


なんだかグネグネと動いてどこを見てるのか分からない感じ。




よく見ると髪には何か(食べ物?粘土?)が絡まっていて

私が掴んだ手は薄茶色に汚れている。



私は片手に男の子の手を掴み


反対の手でスマホを取り出し警察に電話をかけようとした。



でも、男の子は掴まれているのが不快なのか

手を何度も離そうとする。



「待ってね、今お母さんに迎えに来てもらおうね。お家どこかな?寒いよね。」

声をかけながら110番通報する。




普段なら、車の通りは多いけど

時間帯が遅い事もありあまり歩いてる人は居ない道だけど


運よく?ラフな格好の男の人が目の前から歩いてきてる。




相手の男の人も

私の異様な光景

(全裸の男の子の手を掴み必死で電話をしている中年女。)

を見て



何事かと走ってきてくれた。




警察に電話しながら

「さっき、あそこの細道からこの男の子が走っ


て出てきて、声をかけたんですが返事がないし


この格好なんで、今警察に連絡してるんです。


私が手を離したらそのままどこかに行ってしま


いそうなんで、助けてもらえますか?」





そう、男の人に説明し


私は警察との電話に集中した。




長くなるので続きます。