小さな雨が降ってきた
坂の途中ふと遠くの空を
見上げると
空と繋がったかのような
高台の家々が並んでいる
薄グレィの霞んだ空に
縁どられた稜線のようだ
雨に濡れた花は
うなだれながらも
雨露をたっぷり含んで
生き生きと輝いている
夜となく昼となく
生きとし生けるものよ
聞こえるのは雨音だけ
静かな昼の気怠さ
空の模様のような高台の家
時が止まったかのような
……幸せのかたち
夜となく昼となく
生きとし生けるものよ
私のこころの岸辺にも
静かに雨が降り始めてきた
詩を書きました。
春の雨が静かに降っている住宅地の昼の光景です。幸せの中の気怠さを感じました。詩はあまり明るさがないですか?皆さん優しいのが好き?かもしれませんが…
読んで下さってありがとうございました。🍀
(少し修正しました)