子ぎつね坊や と 雨のにおい | 狼おばさんの花綴り

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のんびりゆっくり路草しながら


きょうは お空が くもっていて いつもの お山がみえません


子ぎつね坊やが

「 つまんないな 」と思ったとたん

おとなりの 庭で はっぱが ガサガサッと 動きました


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「 ママ おそとに いってきます 」


「 雨のにおいがするから はやくかえってくるのよ 」


「 はーい 」



ガサガサッ チョッキン ガサガサッ チョッキン


はっぱの下にもぐると おおかみさんがいました


「 おおかみさん なにしてるの 」


「 ふきをとってるんだよ 」


おおかみさんのそばに行くと りんごのにおいがしました



「 おおかみさん りんごをたべたね 」


「 カモミールの おはなをきったから におうのね ほら 」

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「 くんくん(^~^) ほんとだ りんごみたいだね 」


「 じゃあ これは くきを かじってごらん 」


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「 すっぱい(>_<)~レモンみたいだね 」



おおかみさんも はなを くんくんすると

「 さあ 雨のにおいがするから おしまいにしましょう 」


「 ママとおなじこといってる 」と坊やは 思いました



「 あ! あそこにも おおきな ふきがあるから ぼくがとってくるね 」


ぼうやが 大きなはっぱの 下をのぞくと‥


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すずらんさんがいました


「 すずらんさん あめのにおいがするから ふきのはっぱのかさを おいていくね 」


すずらんさんたちは うれしそうに ころころころん と小さなえがおを返しました



子ぎつね坊にも 雨のにおいが わかったみたいですね


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