知人の親指の神経が切れて動かなくなりました。

すぐに病院に行くように言ったのですが、

「神経が切れたおかげで痛みを感じなくなって良かった、病院にはそのうち行くよ。」

と言って平然としていました。


私の場合、ちょっとした身体の不調にも敏感で、こんなところに湿疹やしこりが出来たと言っては気になってしまいます。

さらには、天気頭痛や腹痛が起こるたびに、色々と生活習慣に気をつけているのに、またかと悩んでしまいます。


知人は、健康には無頓着ですが健康そのものに見えます。


私は健康になりたいと、調べたり、色々な療法を試したりしていますが、健康のゴールはどこで、私はどこを目指しているのだろうと思いました。


健康診断で異常無し


薬要らずの生活


二十歳の時の疲れ知らずの身体



どれも違うような気がします



先日、鍼灸院の老先生に

「私のゴールはどこですか?」

と、変な質問をしました

老先生は、

「五臓の働きや流れが良くなること。」

と、答えました。

「それだと、誰もが歳をとれば五臓の働きは衰えていくのでゴールできません。」

と、突っ込んでみると。

「だから働き方を変えたり、無理のない食生活に変え養生して生きていくのです。」


考えてみれば、あたりまえのことでした。



知人を見てても、健康は自分の身体の状態と付き合っていく心の持ちようしだいなのかと思いました。