自由が丘  青い鳥物語

自由が丘  青い鳥物語

日本一の「切らないたるみ治療」を目指して、
自由が丘に開業したクリニックの一部始終・・

 

我が家でワンコを迎え入れて2年になります。

最大の懸案は先住ペットである鳥やウサギに危害を加えないかでした。

当初は保護犬をお迎えしようと考えていて、ずっと保護団体のサイトをリサーチしていました。その中で注目したのが、保護した犬やネコを一時的に預かるご家庭のブログ。犬の中に甲斐犬がいたのですが、その甲斐犬は散歩のときには見かけたネコに敵意むき出しなのに、家の中で一緒に暮らしているネコたちにはまったくの無関心だとか。

もしかしたら、先住ペットを自分の守るべき「家族」だと教育することも可能かもしれない。。その可能性に賭けることにしました。

犬種はもともと日本犬、とくに甲斐犬が希望だったので、あとは教育しやすいように子犬から育てることに決めました。

ただし、その後何人かの甲斐犬ブリーダーさんに先住ペットについてご相談すると、全員が「無理っ!!」と即答されたので、我が家がうまくいったのは、まったくのビギナーズ・ラックだったのかもしれません。

行った教育とは、ただひとつ。飼い主がいかに鳥やウサギを愛しているか、その世話をしているときにそばにおいて、ずっと見せつけることでした。

それが功を奏したのかわかりませんが、今では鳥やウサギを大切な「家族」と認識できています。

甲斐犬はもともと猟犬ですから、散歩のとき道路にカラスが降りていようものなら、頭を下げて忍び足で近づいて、襲いかかろうとしますし、動くものすべてに反応するので、風の強い日には飛んでくる落ち葉にも飛びかかっていきます。

しかし、家の中では、目の前を小鳥が飛んでもジッとしているし、ウサギにもぺろぺろ舌でなめ回すくらい。朝も鳥やウサギのお世話が終わって、自分の散歩の番になるまでおとなしく待っていることができます。

「家族」っていいものだと、小さな命たちに教えられています。

 

 

 

 

信州に引っ越すことになって不安だったのは、信頼できる獣医さん、とくにウサギを診てくれる獣医さんが見つかるかどうかでした。

ところが・・自宅から高速道路を使えば1時間で行けるお隣の群馬県安中市に神様のような先生が開業していたです。

地味な白衣(失礼!)をまとって、浮き世離れした風貌(またまた失礼!)のその女性の先生は、とにかくウサギがお好きな様子。雑然とした(しすぎた?)診察室には先生が飼われているウサギさんもいます。

何が凄いといっても、その神業のような技量! ウサギの健康診断には歯が伸びすぎていないかの診察が欠かせないのですが、普通はちょっと口の中をのぞいて(のぞいたふり?)、「伸びてませんね~」という程度。

でも、先生は「〇番から〇番、トゲが出ていますね。口の中の粘膜に刺さった痕があります・・」というと、麻酔なしに!! ニッパーのような器具で歯のトゲを除去して、取れた小さなトゲを机の上に並べるのです。

通常ウサギの歯の処置をする場合は、全身麻酔が必要になります。それも歯が伸び過ぎた場合に削るだけですが、先生は伸びる前のわずかなトゲの段階から処置してくれます。わずかなトゲでも口の粘膜に刺さったりするとウサギさんは食事をしなくなって体調を崩す原因になるそうです。

それ以外にもこちらの健康診断は、通常のルーティーンに加え、爪切り、耳掃除、肛門掃除、眼洗浄、はてはグルーミングまで、こんなことまでやるのか!というくらいてんこ盛り。しかも料金は最初こちらが聞き間違えたかと思ったほど安い(ちなみに先日は、8本トゲを除去した歯の処置が1,500円、総額で3,000円ほど)。

こんな神の手を持つ先生が、人知れずこんな田舎(何度も失礼!)に開業していて、ネットでも評判になっていないとは、ウサギに(キツネに!)つままれたような気分。ウサギの獣医については有名どころにはたいていかかっているので断言できますが、間違いなく超一流。東京で開業されたならば、迷えるウサギ飼いから瞬く間に神のごとく崇拝される存在になるのは間違いありません。

もしかしたら先生は喧噪から離れて、静かに大好きなウサギさんたちと向き合っているのがお好きなのかもしれません。僕にとってそれは幸運なことですが、日本のウサギ飼いにとっては紛れもなく不幸なことと言えるでしょう。





 

 

 

 



佐久での移住生活を開始して、まだ3ヶ月足らずですが、早くも自宅の庭にキュウリができました。

これはお隣さんからいただいたキュウリの苗を育てたもの。「植えるとき、少し堆肥を入れてあげて、乾燥させないよう毎日水を忘れずに、ワラでもひいておくといいよ。」というアドバイスを実行したら、生まれて初めてのキュウリ栽培が、収穫間近までこぎ着けました。

お隣さんは畑を持っていて、収穫した野菜もよくいただきます。こうしたときちょっと後ろめたいのが、お返しするものがない!ということ。

せめてもの恩返しに、万が一この地域に避難指示が出るようなことがあれば、お隣さんを背負って避難所までお連れする覚悟でいます