手術当日(2010.10,27)

朝目が覚めると『あー今日かぁ。。。』なんてウトウトしながらも思いました。
担当の先生が来てくれて、がんばろうね。と声をかけてくれました。

そしてすぐに腕には点滴のための針が刺されました。(私の場合9時半くらいだったかな?)
そして手術開始予定は14時半ごろと再度教えてくれました。

点滴の注射は刺さるときだけ思ったよりも痛くてちょっとドキドキしました。

手術はその日3番目らしく前の人の状況によっては遅れることもあると説明されました。

そして手術後は大部屋ではなく個室で一晩安静にするようなので個室に移動しました。
別にまだどこも痛くないし体調も悪いわけじゃないけど何もやることないしテレビも見る気になれないし、ずーっとベッドに寝て天井ばかり見つめてました。

お昼を過ぎると家族が病院に来てくれて一緒に個室で待機。2時を過ぎても3時を過ぎても呼ばれず4時に名前をやっと呼ばれました。
看護婦さんに渡されたガウンに着替え、T字帯をはき、歩いて手術室へ。。。
緊張しました。普段接客で常に笑顔なので仕事柄なのか、心配そうに見つめる家族にも笑顔で手を振り、看護婦さんにも常に笑顔・・・笑

初めて入る手術室はいろんなものが置いてあってよくわからなかったです。
手術台にねっころがると手術の準備が始まります。

麻酔は二つ、硬膜外麻酔と全身麻酔です。

硬膜外麻酔は背中から注射をして硬膜外腔と呼ばれる所に細い管をいれ、その管から局所麻酔薬や鎮痛薬などを投与するそうです。
手術中や手術後の痛みをとってくれるそうで、これをするしないではだいぶあとあとの痛さが違うとのことです。

要するに手術後のために必要な麻酔ですね。
全身麻酔の後だとちゃんと管が入っているかわからないので先に硬膜外麻酔の準備をします。

この硬膜外麻酔にはだいぶ泣かされました。ガウンを脱ぎ、体ごと横を向いて膝を抱え込み自分のおへそを見るように丸くなります。
そして背中に痛み止めの注射をうち(これはチクっくらい)その後管を入れていきます。
管を入れるとき痛みは通常ですと、さほどないようです。
ただグググっグググッと強く押され違和感は感じちょっと苦しいです。

このような麻酔などの準備中はすべて細かく看護師さんが言葉をかけてくれます。

けれど背中ということもあり、まったく見えない場所で自分の身に何か起こるというのは恐怖に感じました。
そして麻酔をしている先生に『痛く感じたら言ってね』と言われていたのですが
痛かったとき『ウッッッ』と声にならない声を出していまい痛かったのに痛いといえず。。。痛くて泣きました(笑)

もう、一度涙腺がゆるんだらずっと泣いちゃって・・・
なんで泣いちゃうって看護師さんたちがもうみんな優しくて優しくて・・・
肩をさすってくれたり優しい声をかけてくれたり
驚いたのは手術室にBGMを流してくれました。しかもミスチル!!!
すばらしい気遣いでうれしくなりました!

今思えばもっと安心して身を預ければもっと痛くなかったのかなぁ・・・なんて思います。

実は朝、点滴のためのちょっと痛い注射をしたとき先生が「今日の中で今のが一番痛かったと思うよ♪」と話してくれたんです

『え??こんなもんなの??全然平気なんだけど・・・』と思いました(笑)

後々考えれば、私の場合硬膜外麻酔がちょっと痛くて手術直前泣いてしまったけれどそれを抜かせば、本当先生の言ったとおりです。

硬膜外麻酔が終わって全身麻酔の準備に入ればもう痛くも痒くもなく気づいたら眠ってしまいました。