8月24日頃から、髪の毛と髭が生えてきました。この頃、車椅子でのトイレも難しくなってきました。眠気と足の踏ん張りが効かなくて、1時間トイレにこもっていたときもありました。トイレから戻っても、腕に力が入らず、倒れこむように、ベットに横になりました。
この頃のちょい悪オヤジは、私の問いかけに答えてくれていました。
ちょい悪オヤジ、アイス食べたい?
少しゼリー飲めそう?

と、聞くと

うーん。と、返事が帰ってきます。

ICEBOXを、試しに買ってみました。ものすごい勢いで、ガリガリ噛んでいました。食感と冷たさを満喫してる感じ。休みながら半分位、たべました。ウイダーinゼリーや、OS-1ゼリーは、少しずつ、のんでいました。

薬もなんとか、頑張っていましたよ。眠気との戦いでしたが、大事な痛み止と、癲癇予防の薬だけは飲んでくれました。
25日の夜、なんとか、目覚めて、痛み止の薬を飲んだあと、
ちょい悪オヤジ、どこが今いたい?
首が痛いの?

うん
あと

💧…
そうだよな。心もいたいな。そうだよな。

なんて、いってあげたらいいのか、言葉がうまく、見つかりませんでした。しばらくして、顔をふく温かいタオルが来ました。ちょい悪オヤジの好きな温かいタオル。私は、鬼嫁パー子テンションで、いつもまんべんなく拭いたあとに、
😚ちゅーゲットぉ‼️
と、すると、
ニヤリと笑ってくれました。

26日、血圧が高くなりました。午前中は、180/130くらい。午後は、上は200を越えていました。血圧を下げる薬を点滴にいれても、あまり、効きません。頭には玉のような汗をかいていました。トイレに行くと何度も言いましたが、危なくて行かせてあげることが出来ず、ベットで寝たきりになりました。なるべく、自分でしたいだろうと、できるだけ、尿瓶を使いました。
尿は、まだ、でていましたが、最後の方はとろみのある感じでした。
だんだん、何を話しているのかわからなくなりました。ちょい悪オヤジは、懸命に伝えようとしてくれてるのに、一つ一つの言葉をわかるようにゆっくり話そうとしてくれているのに、わからない。ごめん。わからないよと、心で思いながら、うん、うんと、返事をすることしかできません。
舌が動かない感じ。頭のこぶも、ますますでてきました。
眠気と、飲み込みもわるくなってきたりしてるのもあり、痛み止が、飲み薬から張り薬になりました。この辺りから、呼吸が少しずつ乱れてきました。

亡くなるまであと5日くらいのときでした。