今日は朝6時過ぎに家を出発、
外来診療で抗がん剤を打ちに来ています。
先日MRI を撮ったので、
これまでの経過を
順を追って振り返ってみることにしました。
初診から転院転院で、
病名が判明するまで約1ヶ月、
この病が『篩骨洞原発横紋筋肉腫』
と診断され、またまた紹介状を持ち、
今お世話になっている病院を
訪れた時に撮った画像です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190123/11/0712karano0618/c1/d6/j/o0810108014343727515.jpg?caw=800)
この時は、
副鼻腔内右篩骨洞から眼窩底骨を突き破り、
右目眼球裏側に進展していた
腫瘍の圧力により、
誰が見てもわかるくらい、
私の右目が飛び出しておりました。
四六時中、前頭葉付近の頭痛が酷く、
眼球を握られているような痛みもあり、
とても辛い時期でした。
6/20より入院し、
翌日から抗がん剤治療のVAC療法を開始、
7月中旬からの28回の放射線治療を終了し、
味覚障害や皮膚のただれと戦った、
約2か月半の長期入院から退院する前に取った
CT画像。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190123/11/0712karano0618/83/77/j/o0810108014343727519.jpg?caw=800)
放射線治療でかなり焼き溶かしたらしく、
腫瘍がかなり小さくなり、
スカスカになってきていました。
この頃には眼球の突出もほぼ治まり、
外見上あまり違和感がない
顔立ちになっておりました。
(でもスキンヘッドなので、一見して暴力団風)
この画像は、
放射線治療が終わって50日経つから、
そろそろ撮ってみようかということで、
撮ったCT 画像。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190123/11/0712karano0618/62/13/j/o0810108014343727524.jpg?caw=800)
腫瘍がだいぶ小さくなっていることに驚いた。
でもまだ、
眼窩底骨と篩骨洞周辺の所に
しぶとく残っているのが腹立たしい。
ドクター曰く、
『いいカンジで小さくなってるね。
引き続き頑張って行きましょう。
経過は治療効果が出ていて良好です。』
ということだった。
この頃は、
相変わらず右目の複視、
末梢神経障害、
味覚障害、
それに伴う食欲不足、
テンションだだ下がりの気分、
体重の急激な減少(2ヶ月で約20kg減った)、
『俺、ダメかもしれないのかな』と
不安な毎日を過ごしている時期でしたので、
この画像結果には
『もっと生きれるかもしれない』と
テンションが上がったのを覚えています。
んで、このMRI画像を撮ったのが、
前回のCTから約3ヶ月経った1/11。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190123/11/0712karano0618/e2/d0/j/o1080108014343727531.jpg?caw=800)
この画像見て、ドクターの先生方で
私のカンファレンスをしたらいしいですが、
1/16に聞いたドクターの見解。
現段階のこのMRI画像のみで、
横紋筋肉腫がまだ残っていて写っているのか、
それとも、
放射線治療等により硬化してしまった組織が
写っているだけなのか、
は判断は出来ない。とのこと。
いずれにしても言えることは、
これまで継続してきた治療により、
横紋筋肉腫が消えたのか、残っているのか、
判断に困るほど小さくなっていることは
とても良いことで、
治療効果が出ているということ。
まず、
4月中旬までのVAC療法を体調を崩すことなく、
しっかりやりきりましょう。
そして、
VAC療法をやりきった後の
ゴールデンウィーク前くらいには
PET-CTとMRIをやって、
そこで横紋筋肉腫が消えたのか、
残っているのかの判断をします。
現段階では、確実に治療効果が出ていますので、最後まで頑張りましょう。
と言うことだった。
当初は、
ステージⅣで5年生存率30%の希少がん、
右目の視力は失うかもしれない、
外科手術をする場合は右目も一緒に取る、
そうなれば今の仕事を辞めなければいけない、
等々と言われたり、netで調べて判明したりし、
絶望しながらも覚悟を決め腹をくくり、
まな板の鯉だと開き直り、
ここまで治療に専念してきました。
今のところ、
当初は覚悟していたダメな70%側から
30%側の方に少しは傾いてきたのでしょうか。
現段階ではこれ以上ない、
希望が持てる良い途中経過だと思います。
このMRIの結果を聞いてから、
食欲が増加しました。
疲れにくくなりました。
味覚障害が少し解消されたのか、
味が解るものが増えました。
妻曰く、私が肌艶が出てきたそうです。
『病は気から』とは、良く言いますね。
さぁ、この治療もあと約3ヶ月。
私はどうなりますかね。
まだ、どういう結果になるのか不安ですが、
とりあえず、
常にプラス思考でいること、
ポジティブに過ごすことを心がけ、
笑顔でいることを意識して、
今を過ごしていきたいです。