その声は

同居している、家族。でした


『ルームミラーで(わたしの車に気づいて)帰ってきたんだ、ってわかったんだけど』


『え!?なにあの煙…』


『ヤバくない?って』

『降りてない…?乗ってんじゃん、って』



車から降ろされて

エンジンを切られました



夫様が

そろそろ妻の優が

帰宅する時間だから、と

自分の車を月極め駐車場に移動させるのに

同じタイミングで

玄関から出てきました




状況をみて


優に

『大丈夫か?』

『どのあたりから、こんなふうになってた?』

『この状態でどのくらい走ってきた?』




自宅前あたりで

こうなったの、と伝えました



オーバーヒートか

エンジンオイルか

みたいな、ことを

ふたりで言っていました




エンジンを切ったから、

完全に冷めて

煙がひけてから

ボンネットを開けてみるから、と


わたしに言うと




『ニュートラで押すから、駐車場まで』と



わたしも一緒に押すからと

言うと


『いいって笑』

『自分ひとりでできるし』

『寒いから、家にはいってな』





夫様は

冷めて煙が、すっかり消えた

ボンネットを開けて

エンジンオイルのなにかを

金属棒のようなものとタオルで

確認していました



飛び散っていた液体の色を

ふたりでみて

オーバーヒートじゃないか、と

冷却水



優は忘れてしまいましたが

なんとなく、そんなことを

言っていたように思います




優は夫様に


ホテル、予約したの今日

温泉…の

朝、話した…


行け…



言い終わらないうちに

ふたりに


『行けるわけないだろ』



たしなめられましたm(_ _)m






優は


お仕事用おカバンだけもって

お家にはいり



……あ、キャンセルのお電話しなくちゃ…



ホテルフロントへの

発信履歴を

さがしました








💗優の購入品&優の好きなものたち💗













































お外…

寒いのに

迷惑かけてごめんね…

なんども
謝るわたしに


『なんで、ぜんぜん、ぜんぜん平気だよ』

『はやく家に入りな』

『そうだよ、お湯でも張ってお風呂はいって』


やさしい、ふたり

こんなに
好き放題のわたしに

ほんとう
いつも
やさしい、ふたり