『あっ』
『あの~…』
その声かけに
立ち止まり
どうしました!?
『……おしっこ…』
『おしっこしたいのですけど…』
『どこでしたらいいですか…』
お、……おトイレですか!?
まったく、ほんとに、まったく、ほんとに…
今、また車を移動させて
自宅でしてきて下さい!と言ったところで
混雑しているから戻ってきたら
駐車場に停められない確率が高くなる
そうなれば、この患者さんは
またどこに停めるかわからない
それに、コロナ、インフルに
感染しているかもしれない○○さんを
コンビニでしてきて下さいなんて
言えないわ
だけれども、外待ち患者さんは
Dr.胃カメラ、診察結構いるし
かなり待たされる
おトイレしたいこの人を
がまんして下さいは、無理だわ
あぁ~…
もぅっ!
あのですね
○○さんは
まだ、検査の結果が出てないので
コロナかインフルエンザの
感染しているかもしれない患者さんを
クリニック内には
入れられないのですが
一般患者さん、高齢者もいますので
でも、職員入り口から
職員おトイレをお貸ししますので
わたしに
ついてきて下さい❗
『あっ…どうやって…』
だから、車から降りてっ
わたしに
ついてきてくださいっ❗
(って、言ってるのよっ!!)
『…い、今?』
いまですっ❗
はい、申し訳ありませんm(_ _)m
口調もキツい優になりました
小走りのわたしのうしろを
小走りでついてくる○○さん
ほんとうに
手がかかるわ…
スタッフに伝えて
スタッフ専用のおトイレを
貸します
お外待ち患者さん
たまにある事例です
自宅が遠い、とか
出張できてる、とか
ね
スタッフには
○○さん出たら
(トイレ内)消毒はわたしがやるから
そう伝えます
おトイレから出たら
今度はどこをどうきたか
忘れている○○さんを
再び、駐車場まで
つれていきました
Dr.がいったら
○○さんが居なかった❗
なんてことになったら
もう、いちばん最後に
カルテをまわされてしまいます
ですので、○○さんに
車内で待機すること
しかし、長いと感じたら
遠慮なく、事務に電話して
あとどれくらいか、聞いた方がいい。こと
(結構、Dr.もお外待機患者さんを後回しにするときもあるので)
再びクリニック内に戻り
グローブをはめて
消毒用薬剤で
手に触れたところと思われる箇所は
すべて消毒します
まぁ…
ウォシュレット…
使っていないとは思いますが
間違ってボタン押したのでしょうね
床から便座から
どこもかしこも
びしょ濡れでした
仕方ないですね
わからないのですから
ポケットのアラームが鳴り
判定を確認にいきました
陽性
それをカルテに入力し
Dr.のカルテ立てに
立てかけます
はぁ~…
なんか
つかれた
だけれども
思います
○○さん
生きづらいだろうな…
と
○○さんも
一生懸命
それなりに
生きているんだろうな…
と
ううん
そんなことにすら
気づいていないのかもしれない
気づける客観的な思考
ないのかもしれない
○○さんは
なにを思って
生きているのかしら
…思ってもないかもしれない
○○さん
お大事にしてくださいね
💗優の購入品&優の好きなものたち💗