20才になったばかりの頃か
そのくらい…でしょうか
当時お付き合いしていた
ひとつ年下の男性
ご両親にも紹介され
家業を営んでいて、彼は長男で
いずれ継ぐんだから、と
敷地内にすでに
戸建ての家屋を建ててもらっておりました
すでにその若さで、給与から住宅ローンのように、ご両親に月々返済をしていて
しっかりしている人でした
『優ちゃん、結婚したらここに住んでくれる?』
『親もそう思ってる』
『(会社の)先輩から、彼女の年きかれてさ』
『あんまり待たすなよ!ってさ笑』
『わかってますよ、って笑』
『そんな事しない』
『優ちゃんと、って決めてるから』
ご両親以外にも
会社の先輩や、ご近所の親友、後輩にも
わたしを紹介してくれていました
真面目でやさしい人でした
わたしも好きでした
だけれども
そのあと
わたしは別れを考えるように
なっていったんでしょうね
だって、父親に
こう、言われたことは
覚えております
『優、いい加減に(電話に)出てあげなさい』
『お父さん、言うの切ないよ』
『どうしたんだ?お前たち…』
『お父さん、○○○くん、好い人だと思うよ』
そうです
優は、居留守をつかったんです
夜、時間帯から
たぶん彼からだろう、の
自宅固定電話への、音
優は、でません
父親が電話にでる前に
父親にむかって
優は
○○○くんだったら
優は居ない。って言ってね
そう、父親に言って
リビングでテレビを観ていたのを
自分の部屋に
さっと行ってしまう
覚えております
ひどい優ですね
冷めた理由はそんなに覚えておりませんが…
たぶん
いずれ家業を継ぐ、彼
その彼のお嫁さんに…?
なんか…大変そう…
優には…無理だと思ってしまう…
お手伝い、できないかもしれない…
彼は
そんな優を察してか
『優ちゃんは、いいんだよ』
『好きなこと、好きな仕事しててもらって』
『親父たちも、そう言ってたし』
わたしが
彼のことを
時たま、思い出すことがあります
それは
優が
別れを告げた際の
自分の態度を
忘れていないから…だと思うんです
いえ
忘れられない。から…だと思うんです
当時の時代は
携帯などありません
連絡ツールは
自宅の固定電話だけ
今のように
直接、お声もかわさなくて
文字で想いを表現できるなら
また少しはちがっていたのかな…
ブロックしたりしない限り…
そんなふうに思います
『もう、別れたいって』
『思っているの』
電話口で彼に
そう告げました
当然、納得がいかない彼は
理由をきいてきます
その少し前から
優のつれない態度…とか
逢う頻度が変わっていて
彼はなんとなく
気づいていたのかもしれませんが
とにかく
納得がいかない、と
電話じゃなくて
逢ってほしい、と
せめて、逢って
優ちゃんから、話をききたい、と
これだけ付き合ってきて
電話だけで、別れる。は
納得いかないよ
優ちゃんに逢って
理由をききたい
自分がわるいところがあるなら
直すから
おねがいだよ
意外な、彼のその態度に
優は
他に好きな人ができたの
もう、○○○くんのことは
好きじゃないの
別れるのに
わざわざ逢う必要はないから
ウソを言いました
ほかに好きな人など、いませんでした
優も内心
かなり、心臓ははげしく鼓動していたと
思います
もう、そんなふうに
言うしかない、と思ったのだと
思います
それでも
優に逢って話がしたい
おねがいだよ
と、言ってくる彼に
優は
いっぱいいっぱいになったのか
こんなことを
言い放ってしまいました
女が別れたい、って言っているのに
引き留めるなんて
男として
みっともないわよ❗
逢う必要なんかないもの
もう連絡してこないで
さようなら
そう言って
電話を切ってしまいました
それ以降
電話がかかってくることは
ありませんでした
わたし
思うんです
思っています
その別れ方
よかったのか
ひどいのか
どう…なんだろうな…
どうして?
そんなことを
30年以上経って
今さながら
思うのか…
やっぱり…ね
次に
再び、あるわけですので
今の彼との
お別れ、が
別に
センチになって
綴っているのではないんですよ、本当に
冷静に客観的に
思っております
たぶん…
自惚れとかでもなく
彼。を知る上で
わたしから
別れを告げない限り
終わらない。と
わかっているから、だと思います
その時は
優が
揺らぐことなく
揺らいだとしても
それを隠して
お別れを告げる
そうしないと。だめ。
そう思っています
あの20才の頃のように
あのくらい
冷たく
突き放す…?
30年以上経って
わたしも
性格的にも
柔らかくなってきたとは
思うのですが…
別れようと思いながら
別れ話で逢って
やっぱり、なし崩しに
ズルズルと、再び…
それは
優には、ないことです
冷めたら
つめたいですよ
冷めてないのに
ふたりの関係を
終わらせる
お別れを告げて
別れる
できますでしょうか、優に
しなくちゃ、ね
できる
きっと、できると思います
そう
優らしく、できると思います
この頃は
そんなことを
思うことが
前よりは
ふえた気がいたします
落ちついた感情で、です
穏やかな感情で、です
ん~…
今日は
どう過ごしましょうか
秋晴れの、いいお天気を
プレゼントされておりますし…ね
💗優の愛用グッズ&好きなかんじ(^^)💗