今回は「思い込み」と本当の薄毛・抜け毛・若ハゲの境界線はどこか?についてお話させて頂きます。
心配する必要のない毛髪の悩みか、それとも今すぐ手を打った方が良い状況なのか、
手遅れにならないために、薄毛の初期症状についての解説をしたいと思います。
さらに、薄毛の原因や自宅でできる対策も紹介します。
薄毛、抜け毛が進行しているかも?と不安になっている方には必見です。
何故なら気のせいではなく、本当に進行しているのかもしれないからです。
✅薄毛の5つの初期症状を把握する
ここがポイントで、早い段階で薄毛に気付けば早めに対処することができます。
しかし、初期症状に気づかず薄毛が進行してしまうと、気づかなかった時間以上に治療にも時間がかかってしまいます。
✅見過ごせない薄毛の初期症状は次の5つです
・髪が目に見えて細くなってきた
・抜け毛の量が増えた
・前髪が薄くなってきた
・頭皮が硬くなってきた
・フケやかゆみが気になるようになった
日本人の髪の太さの平均は0.07~0.15mmと言われています。もともとの髪の太さにもよりますが、
0.07mmより細い髪しか出てこない場合は、薄毛、抜け毛の初期症状の可能性が高いといえます。
以前より髪が細くなったということは、ヘアサイクルの「成長期」が短くなり、
髪が十分に成長できない環境にあるということです。
細い髪はハリやコシがないため、全体的に見てボリューム感が感じられません。
✅抜け毛の量が増えた
✅前髪が薄くなってきた
前髪を上げて以前に比べておでこが目立つ場合は、薄毛が進行している可能性が高いといえるでしよう。
おでこの生え際が後退してくると、おでこが目立つようになります。
普段から前髪を下ろしている人でも、定期的に生え際をチェックすることで薄毛に気づきやすくなります。
✅頭皮が硬くなってきた
頭皮が硬い人は、薄毛になりやすい傾向があります。頭皮が硬くなると血行が悪くなり、
毛根まで栄養が届かなくなることがあります。栄養が届かなければ髪が伸びにくくなり、
薄毛の原因になります。
又、血行不良は頭皮を乾燥させる要因とも考えられるので、生活習慣等々、
毎日のヘアケアによって血行不良を起こさせない事が大切になってきます。
✅フケやかゆみが気になるようになった
フケの多さや頭皮のかゆみが気になる方は、何らかの原因で頭皮環境が乱れている可能性があります。
頭皮環境が乱れていると、髪の毛がなかなか伸びず、細く短い髪の毛しか保てなくなります。
徐々に頭皮が目立つようになり、初期症状では気づかなかった人も薄毛を自覚しやすくなります。
かゆみがひどくなって頭をかきむしったり、炎症をそのままにしておくのは頭皮に大きなダメージを与えるため、
薄毛の原因につながることもあります。
✅自宅で実践!薄毛初期ならではの対処方法
・生活習慣の見直しと改善
・食生活の見直しと改善
・シャンプーの見直し
✅生活習慣の見直しと改善
日々の生活習慣の見直しが最も大事になって来ます。
睡眠不足や運動不足、過度のストレス、偏った食生活などの生活習慣の乱れは、
ヘアサイクル(髪の毛の生え変わり時期)におけるホルモンバランスの乱れや
自律神経の乱れを引き起こします。
その影響で、薄毛や抜け毛、つむじハゲが悪化してしまうのです。
又、洗浄力の強すぎるシャンプーの使用など、
頭皮環境を悪化させるヘアケアも薄毛を促進させるため、注意が必要といえるでしょう。
過度のストレスや夜更かしなどの生活習慣の乱れは、
ホルモンバランスの乱れや自律神経の乱れにつながりやすく、
髪に悪影響を及ぼすので、規則正しい生活を心がけましょう。
また、運動不足は勿論ですが、勉強、パソコン、スマホやゲーム等、
長時間同じ姿勢を続けたりすることも、
血流が悪くなり、髪の成長を妨げ、薄毛に悪影響を及ぼす可能性があります。
心当たりのある方は、ぜひ気をつけてください
✅食生活の見直しと改善
ファストフードやインスタント食品をできるだけ減らして、バランスのよい食事にシフトして下さい。
頭皮も肌や体の皮膚と同様にターンオーバー(新陳代謝)を繰り返し、
バリア機能を維持することで正常に機能しています。
栄養の偏りで、このメカニズムが乱れると、髪の毛の状態も頭皮環境も不健康になってしまいます。
以前にもお話した通り、髪の毛は毛母細胞から作られますが、
そのためにはタンパク質、亜鉛、ビタミンの3つの栄養素が必要です。
これらは相互に協力しながら髪の元となるケラチンの合成に関わっており、
どれか一つを気まぐれに大量に摂取したからといって、
顕著な効果が期待できるわけではありません。
特に亜鉛は、体内でケラチンを合成するタンパク質に不可欠な成分ですので、
亜鉛不足には注意が必要です。大切なことはバランスの良いです。
脂っこい頭皮は毛穴を詰まらせて抜け毛の原因になるので、
脂質の<摂り過ぎ>には注意しましょう。
✅シャンプーの見直し
自分の頭皮環境に合ったシャンプーを選び、正しいシャンプーをして下さい。
毛髪でなく頭皮を意識して洗い、すすぎは洗うときの倍以上の時間をかけて洗い残しはしない。
頭皮トラブル防止には「育毛シャンプー」がおすすめです。
シャンプー時の頭皮マッサージは血行促進で効果アップが期待できます。
又、次の段階の、若ハゲの進行を抑えるための対策として、
育毛剤の使用が挙げられます。
✅正しい頭皮マッサージで血行を促進
頭皮マッサージを行うためには、正しいマッサージの方法をきちんと学ぶことが大切です。
正しい育毛マッサージは、叩かずに指を使って優しく揉むようなマッサージです。
髪の成長に必要な栄養素は血液を通じあて頭皮に届くため、頭皮マッサージで血行を促進することもお勧めです。
頭皮マッサージは、体が温まる入浴中に、頭頂部を中心に頭皮全体を爪を立てず、
適度な力でゆっくりと優しく、もみほぐすことで、ストレスの解消にもつながります。
勿論、入浴中でなくても、手が清潔で汚れていなければ、いつマッサージしても大丈夫です。
ただ、良いからと言ってやり過ぎは禁物です。1日2回のマッサージで十分です。
ヘッドスパに行ってマッサージをしてもらうようなイメージですね。
揉み方のポイントとしては、指の腹を使って、爪を立てずに少し力を入れて、
すぐに力を抜いて頭皮から離すことを繰り返します。
後頭部→耳の後ろ→側頭部→頭頂部→前頭部の順でマッサージすると、
刺激が適度に伝わり、育毛マッサージ効果が期待できます。