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市集落に向かう途中に大きな砕石場がある。
一昨年の豪雨災害以降、雨が降る降らないにかかわらず、
採石場からいまだに赤土が流れ込んでいる。

このような看板が立つのも当然。

採石場、林業、漁業、飲食店、サービス業、私がやっているガイド業。
原発もそう。
自然へのダメージ、インパクト、開発の差があるだけの話で
どの産業も自然へのインパクトなくしてはありえない。
そもそも人間が生きていくということは、自然を利用して生きていくしか道がないわけだから。

私たち自然保護をボランティアでやっている人間が犯しがちな間違い。
自分たちも破壊をやっているということを忘れがち。

自分がやっているガイドのやり方は持続可能なやり方か?
そうじゃないのか?

1992年。地球サミット。
「持続可能な開発」という言葉がキーワードとなった。
あれから20年。
採れるだけ採ればいい。
見せるだけ見せればいい。
自然が原始時代みたいに豊富にあれば、それもいいかもしれない。
持続性を考えなかったから、自然が豊富にない時代にしてしまった。
産業も変らなければ、持続不可能。
これからも昔ながらのやり方を続ければ、
人様の首を絞め、そして自分の首を絞めるだけ。

怒りと悲しみに満ちた看板がたたない島にしていかなければ。