
とっても深刻になっている奄美のノラヤギ問題。
奄美大島の海岸線を見てみると、
海沿いから山にかけてバリカンで刈られたように禿げ上がっています。
これ全部ノラヤギが草木を食べた跡。
ここに強い雨が降ると、栄養のある土が全部流され、どんどん草木の生えない土地になってしまいます。
本来なら海岸ぎりぎりまで亜熱帯の森で覆われるのが奄美大島。
でも、今はノラヤギの食害で、海岸線のほとんどが刈り上げの悲惨な状態。
そこで、ノラヤギが海岸線から山の中へどれくらい入り込んで行動しているのか、
また、その行動範囲はどうなっているのかを調べようと、
ノラヤギにGPSという装置をとりつけに行ってきました。
豊かな奄美の森を復活させるためには、全てのノラヤギをつかまえなければなりません。
その行動パターンが、このGPSを使った調査で分かれば、捕獲効率もあがるはず。
うまくデータがとれますように。