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しばらくのんびりブログが続いていたので、すっかり平和ボケしてしまうところでした^^
でも、今日、奄美の現実は日々深刻になっていることを思い知らされました。

下見を兼ねてちょっとロングドライブ。雨の中、涼しい空気と土のにおいを満喫しながら走らせること1時間。
すると、以前はまだ工事中だった新しい道路とトンネルが開通していました。

「試しに通ってみよう^^」

さすがはまっすぐな道とトンネル。あっという間に分岐点まで到着しました。

「早すぎて、写真を撮る間もないや・・・。」

Uターンを切り、戻ろうとしたのですが、すぐ脇に旧道があります。折角だから時間を比べてみることにしました。

旧道は川の脇を進む道路で、1.5車線あります。カーブも多く、見通しも悪い。前々から結構事故を起こしそうな道だなぁとは思っていました。

なんて考えているうちに、こちらもあっという間にゴールへ到着。
「あれ?」

その差はたったの2分間。

2分間です。 この2分のために、多くの木々が倒され、土を剥ぎ、山が削られました。
巨額な費用をかけ、無機質な1,133mの穴がつくられました。
傷ひとつないガードレールと、真新しいトンネルの入り口。悲しげな“動物に注意!”のクロウサギの看板・・・。

この2分のために、生きもの達はすみ家を奪われ、いずれは人間達も、このかつてのすみ家から出て行くことになるでしょう。

奄振。スーパーゼネコン。

自然を食いものにし、ふるさとを切り売りすることは、もうやめにしないか?
すぐそこに、維持管理費という問題が待っているというのに・・・。