山梨唯一のプレイバック・シアターカンパニーぶどうの樹代表のみかっちぃです。

以前、私がまだうつ病だった時、ある人に「うつ病はわがままの玉ねぎ」と言われました。
その時の私にはピンとこなかったのですが、うつ病を克服し、また知り合いのうつ病の人と話した時に、確かに「うつ病はわがままの玉ねぎ」だ!と思いました。

今世の中に起きている悪い行いが自分の所為だと悲観して自分を責め、悲劇のヒロインになりきっている、という感じでしょうか?

全てのうつ病の人が、という訳ではなく、あくまでもうつ病の時の私の状態が、ということです。

世の中の全ての行いを自分の所為に出来るなんて、そんなの神様くらいしかいないですよね(^^;;
何を自惚れているのかと今では思いますが、私がうつ病の時は本気でそう思っていました。
そうして、何もかもを自分の所為にして、自分をひたすらに責め続け、自分で自分を攻撃し、自己肯定感をねじ伏せていました。
…そんな状態、しんどいに決まっていますよね(^^;;

そして、それは自分の行いだけでなく、親や先生、友達の悪い行いであっても自分自身が引き出していると思い込み、他人の課題までもを自分事として引き込み、悩まなくていいことにまでお節介にも頭を抱えます。

わがままと言うと、好き勝手に自己中に他人の迷惑を省みずに行動することであって、うつ病の状態とはほど遠いように思うかもしれませんが、相手の課題さえも自分事と勝手にしてしまうことが、まるで世界に自分だけしか居ないかのような自己中的な思考であって、その自分のことしか考えていない様子を、わがままの皮をたくさん着こんでいる玉ねぎと表現されたのだと思います。

これは、あくまでもうつ病を経験した私の個人的な意見です。

そんな悲劇のヒロインを演じていた私が、
どうやってわがままの玉ねぎを脱いで、うつ病を克服したのかと言うと、プレイバック・シアターという手法のワークショップを繰り返し体験することで、地の底まで低くなっていた私の自己肯定感がエベレスト級に高く登りつめたからだと思います。

プレイバック・シアターとは、対話と分かち合いのための即興劇です。
その場の誰かの実際にあったストーリーを、参加者が即興で劇にして分かち合います。
劇をすることが目的なのではなく、分かち合うことが目的なので、上手い下手は関係ありません。誰にでも出来ます。
誰かのストーリーをみんなで共有することで、その場には、深い共感と分かち合いによるつながりが生まれます。
依存症や精神病の当事者に、治癒効果がみられる手法でもあります。

一度プレイバック・シアターを経験してみたいという方は、残念ながら今年のぶどうの樹プレイバック・シアターは終了してしまったので、プレイバック・シアターともろうのワークショップにご参加下さい。
また、ぶどうの樹プレイバック・シアターの来年の日程を決める段階から、参加したいという方は、12/17(木)に話し合いと称した忘年会を開催予定なので、ご参加下さい☆
プレイバック・シアター未経験であっても参加可能です。
興味はあるけど、参加するのは…と思っている方も、話を聞きにくるだけでも大歓迎です。
場所や時間など、詳細が決まり次第、またこのブログでご紹介します。
みんなでわいわいやりましょ〜