みなさん、こんにちは。
今日も、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
4月30日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① 妥当性
② 第1種の過誤について具体例を挙げて説明せよ
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
妥当性について400字程度で述べなさい。
妥当性とは、測定内容が対象としている概念を適切に表している程度のことをいい、内容的妥当性・基準関連妥当性・構成概念妥当性の3つに分類される。内容的妥当性には、テストや検査が見た目上、何を測定しているように見えるかという表面的妥当性と、質問内容が測定したい概念を適切に測定できているか論理的に検証する論理的妥当性に分けられる。基準関連妥当性には、2群に分けられた対象を、尺度得点によって区別できる程度から評価される判別的妥当性、尺度得点から事象を予測できる程度から評価される予測的妥当性、外的基準との関連性によって調べられる併存的妥当性に分けられる。構成概念妥当性とは、その概念から予測される理論的仮説について、実証的な検証を行うものを指し、収束的妥当性と弁別的妥当性に分けられている。特に、意図的に回答を歪ませられる質問紙法の心理検査には、妥当性尺度が盛り込まれており、デタラメな回答や社会的に望ましいように回答を偽っていないか調べる質問項目が設定されている。(409字)
第1種の過誤について400字で述べなさい。
第Ⅰ種の過誤とは、統計学における仮説検定に用いられる用語であり、統計的に得られた結果が必ずしも「真」ではないとするものである。本来仮説検定では、帰無仮説と対立仮説を設定し、帰無仮説が正しいと考えた上で統計的な検定を行う。その際に、有意水準として、帰無仮説を棄却するための確率の基準を決める。これは通常5%水準で定められることが多い。そして、帰無仮説が正しいという前提のもとで、対象とする現象が生じる確率が有意水準を下回った時に、統計的に有意であるとして、対立仮説を採択することになる。この時、帰無仮説で設定した現象が生じる可能性は5%未満ではあるが、0%ではなく、「真」に正しいのは帰無仮説であるのにもかかわらず、対立仮説を採択してしまうことを第Ⅰ種の過誤という。しかしながら、すべての母集団に対して検定を行うことは不可能であり、「真」に正しいものを得ることはできないため、統計的な戒めとして用いられることが多い。(377字)
さて、今回も統計に関するキーワードの論述でした。
統計の問題は、苦手にされる受験生が多いですが、
逆にきちんと内容を押さえておけば、差が出るテーマでもあります。
基礎を固めて、点数を落とさないようにしていきましょう!!
私の主宰する勉強会には大きな特徴があります。
それは、普段できない論述の練習を時間制限が設けられた中で、
即興で行うことです。
どんな問題が出題されるかわからない大学院試験ですが、
キーワードを自分なりにまとめて書く練習になるのではないでしょうか?
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日(変更することあり) 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催
下の広告は、調査研究に活用する際に使用するであろう
「SPSS」や「R」のテキストになっています。
まずは、SPSSの青から読まれることをおすすめします!