みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
(3月は土曜日出勤が多く、日曜日に開催してもらっています!)
3月13日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① SCT
② バウム・テスト
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
SCTについて400字程度で述べなさい。
SCTは、文章完成法といい投映法の性格検査である。もともとは言語連想検査から創案されたとされている。また、歴史的にはエビングハウスが考案したものがあるが、これは知能を測定するのが目的とされており、現在用いられている検査の形態とは異なっている。文章完成法では、未完成の文章(刺激語)が被験者には提示され、ここから思い浮かんだことを文章として記入し、文章を完成するように伝える。その他、正解や不正解がないので自由に記入していいことや、すぐに思いつかなければ後回しにしてもいいなどを教示する。結果の解釈としては様々な方法があるが、知的・感情的・意識的側面から、身体的・社会的・家庭的要因まで幅広い観点から評価を行うことが可能であるとされている。SCTは、文章を記入するという特徴から、作文能力を有する児童以上が適応対象であるとされていることや、前意識レベルでの投影であると考えられているため、単独での使用と解釈というよりは、他の心理査定検査とテスト・バッテリーを組んで用いるとより効率的であると考えられている。(423字)
バウム・テストについて400字程度で述べなさい。
バウム・テストは、スイス人のコッホによって開発された投映法による人格検査であり、もともとは職業適性の補助手段として用いられていた。A4の用紙と4Bの鉛筆を渡し、「実のなる木を1本描いてください」という教示のもとに検査を実施する。バウム・テストでは、描かれた木を自己像とみなし、様々な視点から解釈を行う。解釈の方法としては、描かれた木の筆圧や、樹冠の形、地面が描かれているかどうか、幹の形や樹皮の描かれ具合などとともに、全体的な印象や空間象徴理論を用いた分析を行った上で、解釈を行っていく。バウム・テストは施行が簡単であり、言語能力が発達していない子どもをはじめとして様々な年齢層に適用できるが、人格診断や発達的側面のすべてはわからないため、テスト・バッテリーの1つとして用いることに留意が必要である。また、解釈においても、1つの描画的特徴が、1つの性格特性に当てはまるというわけではないため、巨視的な視点で解釈を行う必要がある。(388字)
さて、今回は心理検査の論述問題がメインでした。
私の主宰する勉強会には大きな特徴があります。
それは、普段できない論述の練習を時間制限が設けられた中で、
即興で行うことです。
どんな問題が出題されるかわからない大学院試験ですが、
キーワードを自分なりにまとめて書く練習になるのではないでしょうか?
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日(変更することあり) 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催
今回オススメするのはこれ!
「心理アセスメントハンドブック」
上里一郎先生がお書きになった実践的なハンドブックですね。
私の大学院の指導教員のお師匠先生でした。
きになる方は、図書館などでちらっとでもいいので読んでみてください!