みなさん、こんにちは。
今日は、2021年9月から第2・4土曜日の19時半から行っている
心理系大学院受験用勉強会について書いていこうと思います。
11月6日に開催した勉強会では、
2つのテーマについて論述の練習を行いました。
① ICDとDSM
② 自閉スペクトラム症
についてです。
詳しいキーワードなどは、
ここでは書きませんが、私が論述してみたものは下記の通りです。
(キーワードが見たい人は、是非とも勉強会に参加してね!!)
ICDとDSMについて300字程度で論じなさい。
ICDとDSMは、症状別分類における基準を示すものである。ICDは国際疾病分類と訳されており、最新版はICD-11である。世界保健機構が疫学調査のために作成されたものであり、精神疾患だけでなく身体的疾患に関しても記載がなされている。DSMは精神疾患の分類と診断の手引きと訳され、最新版はDSM-Vである。アメリカ精神医学会が診断と分類のために作成されたものであり、客観的に観察できる症状がいくつ、どのくらいの期間あるのかによって診断を行う操作的診断基準を採用している。DSM-Vへの大きな変更点としては、5つの軸からクライエントを総合的に理解・診断するシステムを廃止し、疾患における重要な症状を抽出し、その有無と重症度を評価する多元的診断が用いられている。また、「障害」の表記を「症」へと変換がなされた。現在使用されているICDとDSMでは、互換性が重視され、汎用性や利便性が向上したと言える。 (357字)
自閉スペクトラム症について300字程度で論じなさい。
自閉スペクトラム症とは、社会的コミュニケーションや対人的相互作用の困難さ、行動や興味の極度の限定などの精神発達上の障害がみられる疾患をいい、ウィングの提唱した3つ組症状である社会性・コミュニケーション・想像力の障害から定義される。原因としてはわかっていないことが多いが、中枢神経系の機能障害であるとみなされ、具体的な症状としては、対人的なやり取りに視線が合わないなどの問題、他人との会話を開始したり続けれないといったコミュニケーションの問題、同じ行為行動を繰り返すなどの活動や関心の限局などがあげられる。援助方略としては、心理・医療・福祉・教育などといった多方面からのアプローチが提唱されており、社会的生活技能訓練による社会的スキルの獲得と問題行動の除去や、包括的な自立援助プログラムであるTEACCHなどが取り入れられている。(345字)
さて、今回は神経心理学領域の論述問題がメインでした。
心理系大学院を目指されている方がいたら、是非ともご参加下さい♪
心理系大学院受験勉強会
日時:2021年9月から 第2・4土曜日 19時30分から21時くらいまで
費用:各回参加 2,000円 年間参加 40,000円
場所:Google meetを使用してオンライン上で開催