娘二人が小学生の頃、

夏休みに入ると

1週間~10日ぐらいのキャンプに毎年送り出していました。

 

私自身、

沖縄に住んでた小学生の頃に

母が申し込んでくれたYMC○のキャンプに行っていて、

 

母の厳しい監視の目から逃れられる想像以上の解放感と

まだ観光客がほとんど来なかった時代の

 

静かな海岸や浜辺を独り占めできたようなあの強烈な感覚は

今でも忘れることはありません。

 

型にはまらない自由な時間を過ごすことは

私に合っていたのかも。

 

 

ということで、

娘達にも一生残る思い出を、と

ほぼスケジュールの決められていない

自主行動を尊重してくれるキャンプはないかと探しました。

 

参加した子供達には

まず小刀を持たせることから。

 

藪を切り開いて通り道を確保したり、

釣った魚を捌いたり、

お箸を作ったり、ということで。

 

危ないことから子供を無理に遠ざけない、

という主旨だったと思います。

 

それから

やりたいことは子供達自身が決める。

朝起きる時間も寝る時間もノースケジュール。

 

食事も子供達が主導でやらなくては

誰も提供してくれない・・・という過酷なもの。

 

(中には

 日程の途中で帰ってしまう子もいるらしい。)

 

作るのが嫌な子供もいれば、

食べたくない子もいたりして、

もちろんお腹ペコペコの子も・・・。

 

食事作りも一日の行動も

グループで

何でも相談と協議をしていくこと、

 

が唯一の決まり。

 

 

 

もうすぐ夏本番、梅雨明けは更に暑さが増すだろうな~、

とふと思った先週。

そういえば・・・

 

今でもあのキャンプはやっているのかしら?と思ってHPで検索したら

まだ健在でした!

おお~すごい!!

 

もうあれから30年以上は経っているのに、

いまだにあの理念は変えられていないようです。

代表者の方も当時と同じだったわ。

 

たださすがに

結構ハードなキャンプ(サバイバル的な!)は

(いくつかレベルがあって どこに参加するのかは事前に選べました)

 

もう取り止めになっていた。

そうだよねえ、こんな時代だから色々と難しいんだろうなあ。

熊もあちこち出るし~。

 

うちの娘達は

中級レベルクラスに参加していたよ。

何でも自主的、のクラスね。

 

 

娘二人に

あのキャンプのHPがあったよ~、とLINEを送りました。

二人共、「わーー!懐かしい~!」

 

の後に

不満の声が上がりました。

 

「ねえ、私達がやっていた内容よりすごく緩くない?」

(笑)

 

だそうです。

小学1年生から参加していたので、

初めは色々と

大変なことも多かったとのこと。

 

それでも三泊四日とか短い期間ではなく、

短くても一週間、長い時は10日、

それを何年も毎年継続したおかげで

 

楽しかった、面白かった、

来年も行きたい、

と言っていました。(私の記憶違いでなければ・・・)

 

キャンプ中は大きな怪我もなく、

(ヒヤッとしたことは何度もあったって!)

顔から足先まで

全身真っ黒に日焼けして 

 

たくさんの冒険話をお土産に持ち帰ってきました。

 

 

3人で久しぶりに

そのキャンプの思い出話に盛り上がったわ。

 

そして

今聞いたら、ええっ!??

 

 

と驚くようなことが二人の口からバンバン出てきて。

 

最後は私が

 

「ごめん・・・」

と謝ったわ。><

 

まあ、基本的にはプログラム無しのキャンプだからね~、

思いがけないようなこともたくさんあって

そりゃ当たり前だよねえ。

 

娘達は 

あんな経験絶対にできないよ~、

大変だったこともあったけれど、

面白かったわ、

 

カカカと笑って話してくれました。

 

トラウマにならずにほんとよかった・・・です。

 

そうそう、

その団体では冬はスキーキャンプも企画していて。

それも3年ぐらい行かせました。

 

スキーキャンプ(三泊四日ぐらい)とは名前がついているけれど、

誰もスキーを教えてくれるはずもなく・・。

 

滑りたい、滑ってみたいという子は滑る、

温泉に入ってのんびり過ごしたい子は一度もスキーをしなかったとか。

 

娘達はもちろん

ガンガン滑る派で。

 

滑り方は誰も教えてくれなかったけれど、

転んで滑ってを繰り返して、

 

たぶん上級者コースでもイケるぐらい上手です。

 

 

ほんと

私はスパルタで 子育てには後悔しかないけれど、

 

 

あの時は楽しかった、

という思い出が

娘達の中にちょこっとでも残っているなら

よかった・・・。と胸を撫で下ろしました。

 

 

 

 

追記:

娘から聞いてギョッとした話は以下の通り。

 

キャンプ初日にリーダーから

(大学生・社会人・スタッフが1グループに2人付きます)

ウサギを渡されて、

みんなで大事にかわいがってね、と言われたらしい。

 

そして最終日の前の晩に

ウサギを解体して食べよう、ということになって。

 

・・・・

 

あれは衝撃的だったそうです。

でもお肉を食べるということは(豚や牛、鶏他)

 

あ、こういうことなんだ、と

身に沁みて感じた衝撃だったって。

 

ちなみに

ウサギのお肉はジューシーでとっても美味しかったんだよ~、と

言っていました。

 

驚いた・・・。ガーン

 

他にも色々面白い話はあったけれど、

今の時代にはちょっと・・・びっくりマークびっくりなので

またの何かの機会に。チュー