外で飼っていたランがいなくなって

1年と2ヶ月。

毎日 朝と夕方に散歩に出ていた時に比べると、

今はすっかり歩かなくなりました。


以前は朝と晩の散歩、

平日のお昼休みを使ってプラス30分のウォーキングをしていたんだものね。

あれってすごいことだったんだなあ、と今更ながら。


半日勤務の診断書をもらって

最初の10日間ぐらいはとてもじゃないけれど

歩くことなんて無理、という状況でしたが、


一週間ほど前からは、

夕方4時ぐらいに家の周辺をぐるりと一周しています。

平坦な道ではなく、山道ね。

でも5分~10分程度。


冷たい空気が体の中に取り込まれて

すっきりする気持ちになれるわ。



1年ほど前から

私の住環境はガラッと変化しました。

移住者が増え、

雑木林が次々と切られていく様は 本当に涙が出るほど悲しい。


お向かいのセレブなマダムと時折ちらっと立ち話。


工事の音や木を斬り倒す音があまりにもすごくて

いつもは静かなマダムも少々お怒りモードでした。

ああ、よかった。

嫌だな、と感じていたのは私だけではなかったんだ。


こんな山の中をあえて選んで住む気持ちは

わかる。

人が増えていくのも時代の流れだと思っているけれど、

あまりにも変化が急激すぎて、

悲しいを通り越して怒りに近い感情です。


今日も散歩したけれど、

見通しのよくなりすぎた斜面を見ると

ほんと、ため息が出ちゃう。がっかりです。


コロナ禍で都会に住んでいなくても

リモートワークで済むことが多くなってきた世の中。


不便さと静かさを求めて

若い世代がどんどん移り住んでくるようになって

町は活気を帯びるのでしょうけれど、

急激な環境の変化にならないよう、行政でセーブをしてほしいと

回ってきた町のアンケートにはそう書いておきました。


無駄だと思いつつ。



そうなると、

いずれ今のこの場所から引っ越そうという気持ちがムクムクと沸き上がるわ。


最後は

持ち家ではなく、アパートみたいな仮住まいが

後腐れがなくてちょうど良いんじゃないかしら。


だんなさまは誰かに貸せば良いと言っているけれど、

借家にするよりも

明け渡してしまった方がすっきりするんじゃないのかなあ。

娘二人はすでに持ち家があるわけだし、


管理と維持はたぶんとても大変なことだと思うから

ここで田舎生活を楽しんでくれる人がいれば・・・、


って思っています。