生後一ヶ月の赤ちゃんを

ドアに叩きつけて死亡させた、とのニュース、

 

父親が逮捕されたとのこと。

 

涙が出そうになったよ。

 

 

 

まだ泣くことしか知らない小さな存在、

 

抱っこをして欲しい、

お腹が空いた、

お尻が気持ち悪い、

声を掛けて欲しい、

 

言葉では表現できない

この世の空気を吸い込んでたったの一ヶ月、

 

温かなお腹の中とは違う外の世界は

 

多くの刺激がありすぎて

不安だらけだっただろうに。

 

 

 

 

前のだんなは

上の娘が2,3歳になった頃には

何度か手を上げたことがあったなぁ。

 

赤ちゃんの頃は うるさいからどこかに連れていけ、と毎晩怒ってた。

 

夜中に抱っこ紐をして、

時々ベビーカーに乗せて

 

近所をどのぐらい歩き回ったかなぁ。

 

それが辛いとか、変だとか

そんなことは全然考えもしないで、

 

男の人はみんなこうなんだろうな、と思っていたし。

 

実家の母には

産後に子供を連れて帰ってくるな、と言われていたので

(世間体、体裁が悪いので、とのこと)

 

相談したり、頼ることはできなくて。

 

手取りで12,3万のお給料のうち、

5~6万はあの人のお小遣い、

残りで食費と日用品、紙おむつとミルクと光熱費をやりくり。

 

家賃は私の親が払ってくれていた。

 

500円を握りしめて

スーパーに行き、

今夜は何のおかずが作れるかしらと

悩んだことは数えきれない。

 

前のだんなは 

子供を抱っこすると 疲れる、汗をかくから嫌だ、

といつも拒否されたこと、

 

甘やかせば子供はすぐにつけあがるから 俺はかわいがらないからな。

 

泣く子供に向かって 「黙れ!」 と

一年中 怒鳴っていたこと。

 

今 思い返してみると

これだって 立派な虐待だよね。

 

 

産みたいと言った私がいけないんだ、と

ずっとそう思ってきて、負い目もあった。

あの人は産んでほしくないと思ってただろうし、結婚するつもりもなかったし。

俺の金をどうして使うんだ、養ってやっているのに、と

言われたこと。

 

 

私も若かったから、

周囲の人の助けや手が自分に差し伸べられていたことに

きっと気が付かなかったんだろうなぁ。

 

母親としてあまりにも未熟過ぎたわ。

 

娘二人には

今でも本当に申し訳ない気持ちでいっぱいよ。

 

 

 

 

今日は下の娘の31歳の誕生日、

赤ちゃんができて、同棲していた彼とはうまくいかなくなって、

 

シングルマザーになると決心した娘E。

 

でもご縁があって、

リリーくん(娘婿ね)が全てを知った上で 

娘Eと赤ん坊を受け入れてくれて

「結婚します」と言われて

 

あれよあれよという間に愛知県へお嫁入り。

 

あの、これ、もしかして TVドラマの展開ですか?と思っていた

だんなさまと私です。

 

産休、育休をもらっていた勤務先の夢の国には戻らず、

そのままスパッと退職しちゃった。

自分の幸せの為に、子供の為に、

大きな決断を下した娘E。

 

 

 

昨年二人目を出産、

 

今は

あの頃の私とは比べ物にならないぐらい立派で素敵な母親業をこなしているよ。

 

愛するリリーくんと一緒にね。

 

あなたに心からの拍手を贈ります。

お誕生日おめでとう。

 

 

 

そしてこの世のすべての子供達がHappyでありますようにと

強く強く祈ります。