母が常日頃悩まされているもの、
それは 耳の中の気圧の変化。
車で山に登って急に降りてきた時、
新幹線の中、
飛行機の中、
あるいは高速で動く高層ビルのエレベーター等で
耳の中の圧が高まって 音がこもったようになる、という感じ。
母はどうも鼓膜が昔から弱かったのか、
沖縄から東京に戻る途中の飛行機の中で パーーンと耳の中で鼓膜が破れたんですって。
鼓膜は再生するので、多くの場合は心配ないはずなんだけど、
母の場合は再生した鼓膜の厚みがあるみたいで(本人はそう言い張るので)
それからというもの、気圧の変化で耳がボヤ~~ンとなった時、
ガムを噛んでも唾をのみ込んでも 何をしても解消せず、
圧がかかって痛い、痛い、とかなり痛がるの。
それから鼓膜から空気が抜ける際に バッチーン!と厚くなった鼓膜が動いて
ものすごい痛みなんだそうです。
いつもそれを説明してくれるんだけど、わかるようなわからないような・・
でも痛みや不快感って 本人にしかわからないのよね。
だから母を連れて標高の高い山に行く時は要注意。
下りでは相当スピードをダウンして とにかくゆっくりゆっくりと降りるようにしています。
そうすると 鼓膜内の圧力が変化しにくいみたいで、痛くないようです。
来週の土曜日には家に戻る予定ですが、
長野から東京までの新幹線がまた恐怖なんだとか。
あまりにも「ほんとに痛いのよ」、とか
「この怖さは誰にもわからない」、とか
「家に帰るのが恐ろしい」 だの、と訴えてくるので
何かいい対策がないかと探しました。
あ、病院へ行って一度相談してみたら?と何度も勧めているのですが、
本人は「病院へ行ったってなんの解決にもならないわよっ!」 と・・。
↑とにかく言い方がものすごくきついのです・・
そんな言い方しなくたって・・
今更、母のそういう言い草に傷つく私ではないけれど。
もう50年以上の親子ですからね、
慣れました。
もしかしたら気休めかもしれないけれど、気圧の変化を和らげてくれるグッズとして
随分と売れているようなので、買ってみましたよ。
飛行機用で販売されているみたいです。
明日には届くはずだけど、いくらかでも痛さがなくなるといいなぁ。