風の中で | 06nov

06nov

mulemule



眠れない時間 通り過ぎて
人混みの中 近づく鼓動を聞いた

ひとりでに口ずさむメロディは
思い出を運ぶ魔法の様に響く

風を真似して揺れてる髪を
じっと見つめる僕を見てる君がいた

振り向けばいつでも 君の面影が ただ
風の中 なんにも言わずに輝いている

遠い夜 ベッドに潜り込み
怖がった嵐の音も忘れていた

気がつけばいつも探している
風の中 鳴り続ける君の靴音