きっと1年後、ここにはいない。

あのアパートにも住んでいないだろうし、この図書館で2人で勉強することもない。

例えば諒と初めてお台場に行ったときのこと。1年前に見た景色と同じ空間にいるのに、隣にいるのは一也と違う人。

それでもかおの人生は続いていく。

それはかおの人生の断片でしかない。

今、私のとなりにいるひとが私の人生の断片にならないように。

毎日努力をしなければならない。

無理に一緒にいる必要はないけれど、

続けることは始めることよりも難しいから、ちゃんと続ける努力はしていかないと。

後悔する前に。



図書館で債権の教科書を周平の隣で開きながら
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