支援員で行っている中学校で、3年生が東京へ修学旅行に行って来たと聞き、私の中学3年の修学旅行を思い出しました。
1971年10月、初めて関西に来たのはこの修学旅行のときでした。京都、奈良の寺院を回りました。
奈良の東大寺の大きさ、京都広隆寺の弥勒菩薩の美しさ、今でもその衝撃は忘れられません。
しかし、それ以上に覚えているのは、修学旅行専用列車の「ひので号」と、日本シリーズ第3戦の王選手のサヨナラホームランです。
ひので号は1971年10月まで走っていた東京から関西への修学旅行専用列車です。
その最後のときに、私たちは乗りました。調べたら、朝8時に品川を出て、京都着は16時。長い電車旅でした。
向かい合わせの6人がけシートで、真ん中に長ーい机がありました。
そのひので号に乗って、もうすぐ京都に着くというときに、釘づけになったのはラジオから流れる野球でした。ナショナルのワールドボーイというラジオを持ってきた同級生がいたんです。
流れていたのは「巨人対阪急」の日本シリーズ第3戦。10月15日でした。
巨人が負けていたんですが、なんと9回裏、王選手が阪急の大エース山田投手から逆転サヨナラホームラン‼️ もうすぐ京都というときにです。
車内は大騒ぎです。先生たちも🤭
池袋中学校3年は11クラスあり、450人近くがいっしょに修学旅行でした。京都駅には何台ものバスが待機していて、その日はすぐに宿泊する宿に直行でした。
初めての修学旅行。京都、奈良など回った所より、ひので号や日本シリーズのことを鮮明に覚えているのは、友とのひとときがとても楽しかったからですね。
関西に50年も暮らすと、今度は東京が懐かしくなるんですよ❗️


