虎之介


「何?」


仕事大丈夫?






「休み明けは…」



「仕事は忘れろ。」



「行くぞ」



えっ



何処に?



「ソウル観光」





ソウル観光?



「※※との二回目の海外」




プライベートだと浮かれていたら





「行くぞ」



はい。



部屋を出ようとした時、虎之介に腕を捕まれ抱きしめられた。



「充電させて。」



ドキドキ



「※※」



唇が一瞬で塞がれた。





こんなに虎之介がいとおしいなんて





虎之介と見つめ合うと、私は“愛してる”自然と言葉になっていた。





虎之介が好き。
せっかくソウルに来たんだからショッピングでもしませんか?


「話しをすり替えるな」


『俺に言いたい事』


あせる気持ちを押さえていたら、虎之介の顔が目の前に。


ドキドキ


「言えよ」


虎之介に“ない”なんて…

言っても…


“素直な気持ち”


「言え」


私達って本当に付き合ってるのかな?


仕事が急がし過ぎて会えないし…デートも


いつも隣にいてくれて嬉しいけど、会社では先輩と後輩。


仕事で創先輩と一緒にいる時間はもちろん大変だよ。でも、プライベートの虎之介ともっと一緒にいたい。

恋人同士でいられる時間がほしい。


「そうだな!!」


えっ…


「これからは休日は休みにするように頑張る。」


「桜澤みたい」


たしかに桜澤先輩は、休日は仕事してない…


「※※」


「今日(土曜)・明日(日曜)は休みにしてきたから。安心しろニコニコ
窓からソウルタワーを眺めながらいつの間にか眠っていた。

「ピンポン×2」とインターホンの音で目が覚めたショック!

「※※、俺だ!」

「ドア開けろ」

急いでドアを開けると、虎之介が立っていた。

「寝てたのか?」

うん。

「やっぱりな」

「とにかく部屋入れろ」

虎之介の顔をまともに見る事が出来ない。





しばらく沈黙が続いた…




恐る恐る聞いてみた。

怒ってる?


「あぁ。」


「俺の了解なく休暇とるなんていい度胸してるな」


「…」


「※※」


はい。

「部長から休みだと聞いてかなりイラついた。いつも隣にいるのに。」

「※※が俺の隣にいないなんて…」

えっ?

「※※がいない新規事業部なんて。」

「いや」

「俺の隣に※※がいないなんてありえない。」

「約束したよな」

「俺のそばからいなくなるなって」

ごめんなさい

「この俺が心配するなんて今までありえなかった」


「※※は、前にも言ったけど特別な存在なんだ。だから黙っていなくなるな」

虎之介の言葉が胸に響いた。その時…

「俺に言いたい事あるよな!」

これも前に聞いたことある言葉だ。