前回の更新から随分と間が空いてしまいました。

 

ショウちゃんは生後1ヶ月から排便について異常が指摘されていました。

1日に何度も排便があり、お尻がかぶれている状態でした。

1ヶ月健診のときも少量の便が何度も出ていて、小児外科を受診するように言われました。

 

何度も排便があるのに先生には「便秘ですね」と言われました。

何度も排便があるのに、なんで便秘?と思い、質問すると

「まとまって排便ができないのも排便障害になります。まとまって便が出せるように

浣腸で排便のリズムを作っていきましょう」

と言われ、浣腸40個ほどとオムツかぶれの塗り薬を処方されました。

 

浣腸なんて自分でもしたことがなく、ドキドキでしたが、主人と2人で頑張って取り組みました。

ショウちゃんは特にすごく嫌がることはありませんでした。

浣腸をお湯につけて人肌ぐらいの温度に温めるのは私が担当。

主人が浣腸をして、便が出るまでは私がショウちゃんの背中をさすって抱っこしていました。

浣腸をすると、何分も待つことなく、すぐに排便がありました。

お腹が痛い様子はなく、排便後もケロッとしていたショウちゃん。

しばらくは浣腸を続けていましたが、だんだんと面倒になってしまい、

やらなくなってしまいました。

 

1歳から2歳ぐらいの間は酸化マグネシウムやビオフェルミンを近所の小児科に

処方してもらい、様子を見ていました。

3歳を過ぎた頃、なかなか定期的に排便するようにならないので、漢方薬で体質改善を望めないものかな?と、思い立ちました。

早速、近所の小児科に紹介状を書いていただき、大学病院の漢方外来にお世話になることにしました。

 

初診では触診をしたり、採血をしたりしました。

採血ではショウちゃんがじっとできないのでバスタオルでぐるぐる巻きにした状態になりました。

先生が来るまで少し時間があり、待っている間じゅう、ずっと大泣きしていたので汗だくになってしまいました。

少し大変な思いをしましたが、採血結果は特に異状なしでした。

 

漢方なので効果が出るまで1ヶ月ぐらいかかることを説明されました。

順番に大柴胡湯、ダイオウ、大承気湯、桃核承気湯、などの何種類かの漢方を4ヶ月ぐらい続けました。

漢方は試してみたものの、お通じが良くなった実感もなく、飲んでも飲まなくても大して変わらないような感じでした。

 

根本的な原因を知りたいと思い、調べていたところ、小腸カプセル内視鏡検査を見つけました。

近所の小児科にまた紹介状を書いてもらい、小腸カプセル内視鏡検査を実施している病院を受診することにしました。

先生のお話から小腸カプセル内視鏡は前処置があるため入院が必要で、子供にとってかなりハードルが高いことが分かりました。

当時はコロナ禍でしたので緊急以外の入院は受け付けていなかったこともあり、小腸カプセル内視鏡をすること自体が難しい状況でした。

検査をしたとしても原因が分かるとは限らず、やるメリットとやらないメリットを考えると、今はまだそこまでして検査をしなくてもよいのではないか、という結論になりました。

原因を追究するよりも、お薬を使って定期的な便通をコントロールしていく方向になりました。

お薬の量を調節していくため、服薬した薬と便通を記録するよう指示されました。

「排便日誌」をいただき、その冊子にお薬と便の状態を固さに応じて7段階の数字で記録していきました。

お薬はモビコールとビコスルファートナトリウムを処方されました。

モビコールだけでは便通がない場合はビコスルファートナトリウムを飲むことになりました。

モビコールは粉の量が多く、飲めるかな?と心配でしたが、味がしないもののようで、少量の水で溶いた後にジュースに混ぜて与えれば、問題なく飲むことができました。

ビコスルファートナトリウムはあまり出番がなく、初めは出していただきましたが、自然消滅してモビコールだけになっていきました。

 

4歳ぐらいからモビコールを服用し始め、7歳になった今でもモビコールを毎日服用しています。

モビコールは体内に吸収されるものではなく、便に水分を増やして排便を促すものなので続けても問題はないのかなと思っています。

排尿はトイレでできるのですが、排便はいつもオムツなので排便のたびにシャワーなのは悩みの種です。

(モビコールの影響で便がやわらかいため、お尻拭きでは対応できません)