療育を利用するにはまず「計画」を作成します。

短期的な目標と長期的な目標の2種類を作りました。

療育を利用する前に困っていることはないか、困っていることがあればそれをどうすればよいか、療育でどんな支援を受けたいのか、など区と療育の双方からヒアリングされ、双方ともに書類を作成していました。

 

公費を利用して行かせていただくので、受給者証を発行したり、書類を作成したり、準備も大変なんだなあ、と思いました。

 

やっと通い始めた療育。

療育の意味もよく理解できていない状態からお世話になることになった初めての施設。

初めて出てくる言葉がたくさんありました。

 

粗大運動→ざっくり言うと身体全体を使った大きな動き

微細運動→ざっくり言うと手や指先を使った細かい動き

 

ここからは「児童発達支援施設」だと言葉が長くて難しいのでこれから「療育」という言葉を使いますので、よろしくお願いします。

 

療育の連絡帳には粗大運動は音楽に合わせて体を動かしました、微細運動は洗濯ばさみで段ボールをはさむ練習をしました、など書かれていました。

今なら、その活動は身辺自立のために大切なことなのかな、と思えますが、

私と夫はショウちゃんと早くコミュニケーションを取りたい気持ちが大きく、いろいろな動きができるどうかはそれほど重視していなかったため、もっと言葉を教えるとかやってもらえたらいいな、と思っていました。

 

2~3ヶ月に1度、施設内の臨床心理士さんにマンツーマンで見ていただいて、評価していただく機会がありました。前回はできていなかったことが今回は少しできるようになっていた、などフィードバックが記載されたシートをいただくことができました。

 

週に1日、10時から13時半まで預かっていただいていました。

当時、働きに出ていたので、もっと長く預かってほしいと思っていましたが、午後は放課後デイサービスをしている事業所だったため、延長はできませんでした。

お昼はお弁当を持参するか、有料の配食サービスを利用するかの2択でしたが、ほとんどの方が配食サービスだったので、我が家も配食サービスを利用していました。

お昼を持参しなくてもいいのはありがたかったです。

 

夏はビニールプールで水遊びをさせていただいたり、1度だけでしたが近隣の保育園との交流があったり、いろいろと楽しいイベントをしていただいていました。

保護者同士が交流できる場としてバーベキューパーティーを開いてくださいました。

バーベキューは子供と一緒に参加だったのでゆっくり食べることは難しかったのですが、送迎ですれ違うだけの保護者の方とお話しできる貴重な機会になりました。

 

1年ほど通わせていただきました。

スタッフの方々は優しくて、子供にも保護者にも、とても感じが良かったです。

特に不満なことはなかったのですが、1年前(通う前)と今(通った後)の差があまり目に見える形では表れませんでした。