『狼たちの午後』

Dog Day Afternoon

 

監督
シドニー・ルメット

 

脚本
フランク・ピアソン

 

出演者
アル・パチーノ
ジョン・カザール
チャールズ・ダーニング
クリス・サランドン

 

あらすじ

 ニューヨーク市ブルックリン区の銀行に3人の男が銀行強盗に押し入った。主犯格のソニー(アル・パチーノ)と親友のサル(ジョン・カザール)、そして、もう一人は早々に逃げ出してしまう。

 

 強盗計画は杜撰であり、すぐさま警官隊に包囲される。二人は窮地に立ちながら、銀行からの脱出を模索していく。

 

感想

 真夏。照りつける太陽。

 

 鬼気迫る表情の銀行強盗たち。

 

 杜撰な計画はすぐさま破綻。

 

 周りを包囲する警官隊。捕縛へのカウントダウン。

 

 蒸し風呂状態の銀行。

 

ソニーとサルが徐々に疲弊し、焦燥感がにじみ出ていく。

 

ワイシャツの脇の染み。気崩れていく衣服。額の汗。乱れる髪。わめき散らすソニー。アル・パチーノの鬼気迫る演技。

 

そして、犯罪者らしい結末。

 

 アル・パチーノの演技を見るなら、本作も忘れてはならない。