『マミー』
Mommy
監督
グザヴィエ・ドラン
脚本
グザヴィエ・ドラン
出演者
アンヌ・ドルヴァル
スザンヌ・クレマン
アントワーヌ・オリヴィエ・パイロン
あらすじ
未亡人の女性ダイアン(アンヌ・ドルヴァン)の息子スティーブ(アントワーヌ・オリヴィエ・パイロン)はADHDを持ち、施設に入居していた。しかし、施設でぼや騒ぎを起こし、強制退去させられてしまう。
親子は再び同居を開始するも、ダイアンは感情の起伏が激しいスティーブの性格に頭を悩ませていた。そんなある日、向かいに住むカイラ(スザンヌ・クレマン)と出会い、親子関係を修復していく。しかし、ぼや騒ぎで火傷を負った施設の入居者から治療費を支払うように訴えを起こされてしまうのだった。
感想
当時、グザヴィエ・ドランの映画を初めて見た。久々に比較対象が思い浮かばない天才とスクリーンで出会ったと思った。
才能は持ち主を食らう危険性を孕んでいる。
ジェームズ・ディーンは車の運転中にスピードを出しすぎて事故死。
リバー・フェニックスはドラッグのし過ぎで死亡。
彼らのように、今にも壊れて消えてしまいそうな才能をグザヴィエ・ドランから感じた。反社会的な行為をしてまでも、抑えこめない才能を持つ人を、僕らは天才と定義するのかもしれない。