近年、我が国やノールウェーの鯨類捕獲調査(調査捕鯨)で、この食物連鎖の一番上にいる鯨類が、さんま、さば
いわし、するめいか、にしんなど漁業の対象魚を
想像以上にたくさん食べていることがわかってきました。
たとえば,体長7.5mのみんくくじらの摂餌量は
北太平洋では1日当たり131~186kgと推定され
多くは主に魚介類を食べていると考えられます。
他方、みんくくじらやまっこうくじらなど従来から
資源量が健全であった鯨類が、商業捕鯨の一時停止措置
(モラトリアム)により、大幅に増加しています。
日本鯨類研究所[外部リンク]が試算したところ
世界の鯨類が1年間に食べる魚などの量は
2.8~5億トンと、世界の海面漁業の漁獲量
(養殖を含めて約9,000万トン)の3~6倍にも
達しています。
「エサを待つカツオクジラ」
https://t.co/hEP8eEIzzX
口を開けて立ち泳ぎをして、下顎の端を水中に保つ
ことで口の中への水の流れが生まれ魚が入ってくるそう。
魚が水面近くにしかいないこの湾での楽にエサが
取れる方法として学習したらしい。
— ヤギの人(お盆)
ハクジラ類
食性は主に魚類を捕食するが
アカボウクジラ科やマイルカ科のクジラやイルカのように
深海凄のイカ類に依存するものも多く
トックリクジラやマッコウクジラ、ハナゴンドウの
ようにほぼイカ類を捕食する種類もいる。
また、シャチはイルカや自分より大型のクジラ、アザラシ、ペンギン、サメなどを襲う事もある。