この頃食べれなかったから背が伸びなかったと言い、頻繁に背を測っています(笑)


長男中学2年の頃の話し

病棟友達のK君と同じ外泊日にしたある日、うちの次男も入れて、四人で一緒にカラオケへ行きました。
彼は将来、歌い手になりたいという夢があるらしく、とても歌が上手でした。
心が澄んでる子は歌も澄んでいて上手なのねと思いました。
でも、その時K君が言いました。
「普通の生活が送りたい…。」って。
(普通に学校に行って、勉強して部活して、友達とつるんで…。
かたや…、自分達は児童精神科入院中で、いつも重い何かに悩んでいて、安定剤も飲んだりして…。
私も、子供達の普通が見たくて、昔よく、元気に登校していく子供達の姿を妬ましく思ってしまった時期があったよな。)と思いました。

でもね、君たちはまだ若いから…。諦めなくても大丈夫。まだまだこれからだよ。
これ、大抵長男に私がいつも言う言葉です。
でも、K君にはこの時「そうだね。」と言葉を受けとめて返すことしかできなかったような気がします。

開放病棟は、閉鎖病棟とは違って、売店とか行ったりできるし、カラオケをしたり、外でもちょっとした広場があって外遊びもできます。(時間とかは決まってますが)
あと、夏はキャンプもあったし、子供相手だから行事も大事にしてくれています。
自分も看護師だから、つい、(子供が心の病気だから、児童精神科、興味あるけど、私レクリエーションとか考えられるのかな?)とか、たまに就職目線で見てしまう時がありました(笑)

病棟は、そんな雰囲気で看護師さんも一人を除いては優しかったそうですが、(一人口うるさい看護師がいたそうです)
やはり長男は、病棟より家のほうが良いらしく、自宅に帰るとモリモリ食事がおいしく食べれますが、病棟に帰ると、食欲が落ちるようになっていきました。
だから、みるみる体重が減って摂食障害プログラムまで入ってきてしまい、無駄にカロリー消費しないよう運動制限になってしまったり、高カロリー栄養食を飲んだりしなければならなくなりました。

長男、頑張っているけど、なかなかうまくいきませんね。