C2のSchreiben対策
昔C2(ドイツ語)に合格した際、特に苦労したのが**Schreiben(作文)**でした。ここでは、その体験と対策方法について記していきます。
◆ 合格までの道のり
Hören, Lesen, Sprechenは1発合格だったけどSchreiben だけは回数だけでも5~6回は試験を受けました。
難しさの理由は、「対策が非常にしづらい」という点にあると思います。さらに、文法の正確性が強く求められるため、常に意識して書かないと細かく減点されてしまいます。
Teil 1:文の書き換え問題(配点20点)
下線の引かれた文や単語を、指定された表現を使って書き換える問題です。
▼ 対策のコツ
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Nomen-Verb-Kombination(名詞+動詞の結びつき)
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Präpositionen(前置詞)
これらは確実にマスターすべき分野です。市販のリストやアプリを活用し、一問一答形式で繰り返し練習しました。電車の中や隙間時間に何度も繰り返すことで、機械的に反応できるようにしました。
例:
「Teilnahme → an」を見たら即座に反応できるように訓練。
▼ 難しさと変化
ただし、Teil 1は努力に対して得点が伸びにくい印象があります。特に2022年以降、問題の出題傾向が変わったように感じました。機械的な置き換えではなく、文脈の理解が必要になるケースが増えています。
例:
「Dinge → insbesondere」など、意味の置き換えを文脈から判断しないといけない出題も。
ネット上で過去問を調べてみると、出題に使われる文章に一定の傾向があるようですが、それを知っていても練習に活かしにくいのが現実です。
Teil 2:作文(配点80点)
合格点は全体で60点以上なので、極端な話、Teil 1が0点でもここで高得点を取れば合格できます。
▼ 型を作る・時間配分を意識
時間が非常にタイトなので、構成の型を作っておくことが非常に大切です。
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イントロダクション(導入)
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ボディ1(主張・根拠1)
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ボディ2(主張・根拠2)
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結論
イントロと結論はテンプレ的に使える構文を用意しておき、迷わず書けるようにしておくことで、時間を節約しつつ減点も防げます。
▼ 添削は「目的のすり合わせ」が鍵
私は週に2回、2人のネイティブスピーカーに添削してもらいました。1人だと癖が出る可能性があるため、複数の視点から見てもらうことを意識しました。
重要なのは、「美しい文章」を書くことと「合格する文章」を書くことは違うという点です。
ネイティブの方にお願いすると、「もっとこう書くとschöner(きれい)だよ」とよく言われます。でも、私たちは試験中にそんな表現を思いつくことは難しい。だから私は最初にこう伝えました:
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「美しい文章が書きたいんじゃなくて、受かる文章が書きたい」
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「修正の際には、できる限り元の文を残して、文法だけ直してほしい」
ネイティブからすると、文を一から作り直した方が“きれい”なものになりますが、それでは定着しづらく、構文力は育ちません。あくまで「自分の実力で思いついた構文を、正しい文法で書けるようになる」ことが目標です。
◆ まとめ:C2 Schreibenを突破するために
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文法の正確性が命(特に前置詞と名詞動詞結合)
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Teil 1は「捨てないけど、得点効率が悪い」と割り切る
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Teil 2は「型」「速さ」「目的に合った添削」がカギ
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ネイティブには目的を明確に伝える(美しさより合格)
C2は本当に大変ですが、「どこで戦うか」を見極めて戦略的に取り組めば、必ず突破できます。これから挑戦する方の参考になれば幸いです。