生徒の誉め方がわからない。
もともと性格がきついせいかもしれない。

あたし自身誰かに誉められた記憶がそんなにない。
あたしの親も、誉めて伸ばすというよりは
上から押さえ付けて恐怖で服従させるタイプだった。
学校の成績は良くなかったし、模試も高校生当時は社会科が良くなかったから
英・国がいいんだから勿体ないぞ、と
逆にたしなめられるキッカケとなっていた。

ひとえに努力や忍耐、従順を嫌うこの性格が災いしているわけだが。

友達と呼べる人たちは今も昔も認めてくれた存在のような気がする。
ときに叱られたりするけれど、それも
別に憎いからという理由からじゃないのはちゃんとわかってる。

でも友達というのはあくまで対等な目線だろな。
先生というのはどうしても上を見上げる感覚なんだよな。
どんなに気さくに接することの出来る先生でも。

生徒達のことはいくら疲れさせてくれる相手とはいえ、
変わらず可愛いと思うし大好きだ。ずっと一緒に勉強していきたいと思う。
でもあたしにはやっぱりこの仕事は向いてない気がする。
誰かの手を引いて導く立場にある人間としては思いやりが足りない。
疲れてる自分がかわいそうで言うんじゃない。子供がかわいそうだ。
このまま押さえ付けて子供が何か得るものなんてあるのか。
せいぜいあたしみたいな人間が出来上がるだけだ。
そしていつか同じ悩みを抱くのだ。

引き始めた風邪の微熱に浮かされて
いつにもまして愚痴しか出ねぇ。
そんな夜長。