「おっはよ〜」




まーくんが 朝から無駄にキラキラしながら、
入ってきた。





「... ぉはよ。」





「さ、今日も一日頑張ろ〜    って、、、カズ〜〜昨日は 菜月ちゃんと♡...ムフフッ〜」






「...んだよ?」





「いやいや〜 そりゃ  お互い大人だし。うんうん。ヤダな〜そんな目の下にクマ作ってさ。あ〜 わかりやすい。朝からご馳走さまです♡」






「...なんもないわ 」





「...照れ屋さんなんだから〜  風間ポンから、聞いたよ。眠ってる菜月ちゃん、抱えてったって。」





風間のヤロー。
わざわざ まーくんに連絡しやがって。




「...もう、あいつの店行くのやめた。いちいち んなこと、あなたに 連絡するって どーよ?」





「あ〜違う違う。今日、朝帰りしたら、ばったり 会ったんだよ。『昨日 ニノが、可愛いコ 連れてきたと思ったら、眠っちゃってるその子を、大事そうに抱えてった』って。菜月ちゃんの心配してたんだよ。具合悪かったのかなって。優しいから、風間ポン。」






「...朝帰り...って、、どこ泊まった?」




「...えっ?」




「...この匂い...     翔さんの香水だよな。」




「ああ、翔ちゃんとこ 泊まった。」




「.....」

翔ちゃん?


... 翔さん呼びから、翔ちゃん呼びへの変化の理由は、、なに?




「なに、妬いてんのー?」




「妬いてねーわ」




「うひゃひゃひゃ〜 翔ちゃんね、いい匂いだったよ。」




「... 」




「カズ〜 睨むの止めて〜」





「...翔さんにさ、、ちょっと 聞きたい事 あるんだよね。」




「 菜月ちゃんの事?」




「ん。」




「...急ぐんなら、連絡してみなよ。そうじゃなきゃ、週末まで店には 現れないんじゃない?」





...なんだ。


やっぱり、そうだよな。。

飲んで、酔って、、泊まった だけ か。




「...ん。そうする。 さ、荷物下ろして、車返してこないと。」




「...カズ 」




「んー?」




「...よかったな。」




「ん。」




「大事にしろよ。」




「ん ///// 」




「...なんもしてないのに、目の下にクマがある理由、考えてんだけど、、わかんないから 教えて!!」





「ぜってー  言わない!!」





「うひゃひゃひゃ〜 」

















まーくんに、淹れたてのコーヒーを渡す。




一口 飲んで...



「...カズのコーヒーが、世界一だわ。」









/////



まーくんは...


いつもと同じセリフを
いつもと違う雰囲気を纏って、言った。