手を繋いだまま 車の前まで来た。
... 手を離さないと、車には乗れない
でも...
..... 離したくない
私が ぎゅっと手を握ると、
二宮さんも ぎゅっと…握り返してくれて
フッ...と
はにかんだ様に笑って...
「乗れませんよ?.....離さないと...」
「...はい」
「...オレからは 離せないから……あなたが離して?」
「... どうして二宮さんから 離せないんですか?」
「.....んーー。 離したくないから。」
「/////////////// 私も、、、離したくないです。」
///////////////
思いもかけず
二宮さんが...真っ赤になっている。
耳まで...
その赤い耳に...
空いている左手で触れようとしたら、
繋いでいた手を引き寄せられて、、
二宮さんの胸の中に抱きとめられる。
「 /////////////// わっっ。。に、ににのみやさん...」
「ん。... 少しだけ このままで。」
二宮さんの胸の中で
これ以上ないくらいに心臓が鼓動している。
二宮さんからは...
コーヒーの香りがする。
今日一日
二宮さんに言われた言葉を思い出していく。
『 くまくんも、あなたに惚れてるみたいだよ 』
と、照れながら言った二宮さん。
『 ..... 知らない方が、いいこともあるんじゃない?』
と、切ない声で 言った二宮さん。
『 一緒にいたいから...オレも 』
真っ直ぐに 私をその瞳に入れて
私と同じ言葉を言ってくれた 二宮さん。
胸にある想いが
高鳴り
カラダを熱くする
二宮さんの胸を そっと押すと
二宮さんが、私の顔を覗きこんでくる。
「////////// にっ、にににのみやささん、。」
「...クククッ。.....はいはい。なによ?」
「あ、わわわたし、、、、二宮さんが、」
顔を上げて 真っ直ぐに二宮さんをみる。
と、それを待っていたかのように...
チュッ...
と、
一瞬
唇に唇を重ねられた。
///////////////
あまりにもびっくりして、、
「 わわわわっ、、な、な」
「...///// あなたね、、、、目は閉じるもんよ?」
そう言って...
もう一度
唇を重ねてくる。
今度は
長くゆっくりと...重ねられて
...目を閉じた
二宮さんの唇
私の腰に回された手
二宮さんに触れられている部分から
熱く溶けていくみたいな感覚に
頭がボッーと...してきて
二宮さんに 寄りかかると
唇から離れた 二宮さんの唇が
「... 好きだよ 」
と、私に告げた。