突然、
質問ですが、あなたは自己肯定感はありますか?
ちなみに、ぼくは自己肯定感よりも自分否定感の方が高いような気がします。
自己肯定感とは、自分をどれぐらい肯定的、または、否定的に思っているかという、自分の能力や可能性、また存在そのものに対する判断や評価のこと。
この自己肯定感が高いと、
いわゆる希望や自信をもって日々を過ごし、仕事や恋愛、また収入や健康状態といった様々な人生の側面でいい影響が出てきます。
逆に自己肯定感が低いとあきらめやすくなったり、自己嫌悪になって、人間関係のトラブルを起こしやすくなります。
また、未来に対して建設的なモノの見方ができなくなります。いわゆる無気力や「絶望」を感じやすくなります。
自己肯定感を高める本が巷ではたくさん、売れているらしい。
それは、まさに現代の人をよくあらわして、いる気がする。
というのも、現代の、学校教育では
・自分に自信を持ちなさい
・あなたには無限の可能性が、ある
こんな、無責任なことばで、生徒達を励まし、
自信を持たせようとする。
また、メディアでの
「自己肯定感」という、
コトバ自体をよく耳にするという人も
少なくはない。
よく耳にする理由は、
メディアの宣伝が上手いのか。
それとも
「自己肯定感」が
ビジネスにとって、いかに大切な
ことなのかを気づいた人々が急増しているのか。
どちらにせよ、本当のことは分かりませんが、
ぼくは少なからず、後者だと。
「自己肯定感」
の反対のことば
それは「自己否定」です。
「自己肯定感」
を高めたい、あるいは
それを手に入れたい欲求は誰もが、
抱いている筈です。
それなのに、世間では
【自己否定<自己肯定】
ということが、言えるかもしれない。
何故、自己否定がいけないのか?
世間では、困った時は自己肯定しなさい。
と、どの自己啓発の本、でも
書かれている気がする。
べつの言い方をするのらば、
期間限定、安売りの
「自己肯定キャンペーン」のようだ。
これだけの自己啓発本に同じようなことが書かれているのに、成功するのは、
たったの1%。
何故か?
それは、
自己肯定ばかりに目を向けているからだ。
すなわち、我々は自己否定をすることを
否定している。
自己否定に無理やり、蓋をしても駄目。
自己肯定と自己否定、どちらも受け入れて初めて
「自己肯定感が上がる」と、
シンプルな仕組みになっている。
ここでドイツの有名な哲学者を紹介しよう。
彼の名前はニーチェ。
彼は言った。
“これが我が人生か。実に最悪だ。だが、我が人生よ。永劫に回帰せよ!”
この言葉が意味するのは、自己との和解だ。自分の人生を、自分の人生として
丸ごと受け入れることができたとき、初めて人間は顔を持った個人になる。
何かに対し不平不満を言うのもいいだろう。しかしそれは全て自己否定に
つながっているということを忘れてはいけない。
何かを批判し、あらゆる物事に不平不満を言っているということは、
自分にとって都合の悪い人や出来事が登場した時に、自分の人生そのものを否定していることに
他ならない。
自己を否定して、一体そいつは誰なのだ?誰の人生を生きている?
それで、あなたの願望は実現されるのか。
おっと、少し話が脱線した。
あたなの周りにもいないか?否定ばかり言ってる人。それは、その人の人生そのものを否定しているに等しい。
すなわち、自己否定をしても、それも全部ひっくるて、受け入れろ。
そうすると、少しずつあなたの現実も変わるだろう。