今日は絵手紙の“描き初め”をしました。

題材は「安納芋」でした。


その前に今日懐かしい出会いがあったことをお話しします。

病院で検査があり、待合室で名前を呼ばれるのを待っていると目の前を見覚えのある顔が通って行きました。マスクをしていてもあの顔は忘れるはずはなく、追いかけていって「〇〇さん!」と声わかけると、相手も気づいてくれました。

その人こそ、私が急性期病院でお世話になった理学療法士のKさんでした。すぐにリハビリ専門病院に転院してしまったので、 2週間ほどの治療は自力で立つこともままならず、ほとんどがベッドの上で姿勢を保つなどの体幹を鍛える訓練が中心でした。今の状態を伝えると大いに喜んでくれました。そして、

「担当だった人のその後の進化した姿を見ることがほとんどないので、とても嬉しいです」と言ってくれました。こちらも嬉しくなってきました。




さて、絵手紙の話に戻します。

新年最初の絵手紙は先日作った焼き芋を描くことにしました。

普段は「べにはるか」でつくるのですが、珍しく「安納芋」が手に入ったので6個全部焼き芋にしました。



ここで焼き芋メモ

サムネイル

​ひと口に焼き芋と言っても芋の種類で出来上がりは大きく違ってくる。大きく分けると「ほっこり派」と「ねっとり派」の2つである。
「ほっこり派」の代表選手は「べにあずま」と「シルクスイート」
「ねっとり派」の代表は「べにはるか」である。※あくまでも個人の感想

そこに割って入るのが「安納芋」である。鹿児島県種子島が発祥とされており、関東地方には多く出回っておらずしかも高価なためなかなか手が出ない。
わたしは圧倒的に「ねっとり派」なのでスーパーや産直ではいつもべにはるかを購入することにしている。
しかし、安納芋のポテンシャルは高く焼き芋にした時のねっとり度と甘さはべにはるかの比ではない。




前置きが長くなりましたが、安納芋の凄さを下の写真で確認してください。


   上:皮から蜜が染み出して光っているのが分かる

   下:革をむいてみるた一部透明になっている


 



早速絵手紙を作ります。今回使うのは、時間短縮のため簡単に水に溶ける水彩絵の具とパレット。



今回も2枚描いた

上は現役時代愛用していた金属製のパレット



色をつける段になって気づいたことがありました。安納芋の色です。べにはるかなど手に入りやすい芋はいわゆる「赤紫」なのですが、安納芋の場合地味な黄土色系の色です。説得力を出すためには色作りが大切です。黄、朱、黄土、茶を少量ずつ出して、手前の広い部分で混ぜて納得できる色が出来上がるまで何度も混色しました。中身の焦げた感じを出すためには茶と黒を使いました。

ようやく完成したのがこちら。





ちなみに過去に描いたさつまいもの作品を見てください。完全に“さつまいも色”です。

2年生担任の時学年園で収穫した芋

素人が作るとこんなにいびつな形になる



今日描いたうち選んだのはこちら。


ちなみに我が家では焼き芋をH立社製加熱水蒸気オーブンレンジで作ります。失敗知らずです。

かつてはスキレット🍳に玉砂利を敷き詰めてそこに芋を埋めて本格的な「石焼き芋」の方法で作っていましたが、完成にムラがあることや準備や後始末に時間がかかるためやらなくなりました。


気になる安納芋の味は、言わずもがなの唯一無二でした。ごちそうさまでした 合掌