3日目。
東京旅行最終日となるこの日は
3ね〜んBぐみ〜 金八せんせー!
でお馴染みの荒川の土手へ。
何気に今回の東京旅行の最初の目的はここへ訪れることでした。
堀切駅という駅が最寄り駅なんだけど、この駅も生徒の通学シーンや受験のシーン等で度々ロケ地として使われていて。
ドラマで見たまんまの光景に早くもテンション上がります。
ジョギングしてるパツキンのお姉さんはいなかったけど、ジョギングしてる日本人は割りといました(笑)
あと、犬の散歩してる人も。
ドラマのロケ地としては勿論、どこまでもなだらかに続く土手は静寂な空気に包まれて普通に素敵な場所でした。
本当はもっとロケ地巡りとかできたら良かったのですが、飛行機の時間もあるのでそれはまたの機会に…堀切駅の切符を記念に買って帰りました(笑)
帰りはモノレールに乗って羽田空港まで行き、空港のレストランでランチをして彼とお別れ。
千歳空港まで親が迎えに来てくれていたのですが、車内で旅の思い出を一通り話した後、親から
「で、何か進展はなかったのかい?」
と。
本当はこんな車内じゃなく、家に着いてから改めて報告しようと思っていたのに、どこまでもロマンというかムードに欠ける人生よ…(笑)
そんなわけで、彼からプロポーズを受けたことを伝えます。
そうしたらおめでとうと祝福してくれた後、返事はどうしたの?と聞かれたから、彼に言った通りのことを答えました。
すると、結婚するなら早い方が良いと言われ、彼が手紙に書いてくれたように色々準備をして、一年後に入籍ということで彼に改めて返事をしました。
さぁ、ここからはバラ色の人生の幕開けじゃあ〜
…と、思うでしょう?
残念ながら、そうではなかった。
何度も書くけど彼と一緒になることに対しては何の躊躇いもないし、むしろ喜びしかないのだけれど、とにかく北海道を出たくない。
出たくないったら出たくない(笑)
この時はまだ、結婚の喜びを地元から離れる寂しさが上回ってました。
親や妹はこの時点では大分吹っ切れていたようだけど、プロポーズを受けるまでは「いつか娘(姉)は嫁に出るんだ」と、やはりとても寂しがってたし。
会社の専務にも、飲み会で付き合ってる人がいるかと聞かれたから長野にいると答えたら「何で長野の馬鹿野郎にとられなければならないんだぁ」とか叫んでいたし(※改めて結婚をご報告した時、祝福してくださいました)。
この日記は彼も見てるから、こんなこと書いたら彼を悲しませてしまうだろうけど、これも事実として知っておいて欲しかったので正直に書きました。
と言っても彼にも直接
「マリッジブルーだぁ(´༎ຶོρ༎ຶོ`)」
って言って散々愚痴を聞いてもらったんだけどね。
正確にはマリッジブルーというより、ただのホームシックですが。
ホームにいるのにホームシックw
そんな私に対し彼は
「そりゃマリッジブルーにもなるよね」
と、優しく受け止めてくれて
「もしもそのことでまりちゃんが愚痴を言っても自分がまりちゃんを嫌いになることは絶対ないから、安心して愚痴ってね」
というようなことを言ってくれました。
そんな彼だからこそ、時間がかかったけど少しずつ自分の中で気持ちを整理することができました。
間も無く仕事の方でも繁忙期を迎えて数ヶ月の間忙殺され、落ち着いた頃には彼から両親への挨拶もあったしね。
それからというもの、時間はあっという間に流れ、両家の顔合わせも済ませ、結婚指輪も買ってもらいました。
この時、彼のお母さんから
「まりちゃんのことは嫁とかじゃなく、娘として付き合っていきたいと思ってる」
と言ってもらったり、お父さんからは
「遠慮しないでどんどんこいつ(彼)に指示してやってね」
とお言葉をかけて頂いたり、彼のご両親の温かさにも触れ、心が少しほぐれました。
その後、新居や家具を決めたり、ウエディングドレスを試着したり。
今度こそ人生バラ色に…!
…と、思ったでしょ?
確かに会社辞める数ヶ月前までの私は会長室へお茶を持って行った時に最近幸せそうだなと突っ込まれるほど幸せオーラが溢れてた…らしい(笑)
でも、「バラ色」というと少し違う。
振り返ってみれば、バラどころか草も生えないくらい自分の人生は侘しいものでした。
それが今では私の心に一輪のタンポポが咲いてます。
何故タンポポかって?
彼と初めて対面する前、彼から
「自分なんか刺身のタンポポくらいの扱いでいいです」
って言われたからです。
…冗談です(笑)
ユーミンの曲でダンデライオンという歌があるんですがそれがとても素敵な歌詞で、その頃の自分の心境に(そして今も)ピッタリだからです(彼とのカラオケでも歌いました)。
他にも、幼稚園の時のクラスがタンポポ組だったり、私の敬愛する空知英秋先生のデビュー作がダンデライオンというタイトルだったり、タンポポとは何気に縁があるのかもしれないです。
気になってタンポポの花言葉を調べたら
「真心の愛」「愛の神託」「神託」
と出てきてお、いい感じじゃんと思っていたところ、最後に
「別離」
とありましたw
これは、綿毛が風に吹かれて飛んでいく際、ばらばらに離れていくことに由来するそうです。
でも私、タンポポの綿毛にはあまりマイナスのイメージを持ってなくて。
以前、こういう作品を作ったせいもあるかもしれないです。
別離というのは、悲しみや苦しみからの「別離」だと私は捉えます(ポジティブシンキング)
実際、私は彼と出逢ってから、そういう感情とは「別離」できた気がするし(笑)
歳月が流れ、彼の頭がタンポポの綿毛のようになっても、今以上に「真心の愛」で彼と接することができたらなと。
入籍から半年…プラスアルファ。
そんなことを考えている今日この頃です。












