11/23 新嘗祭。

神奈川県秦野市・白笹稲荷神社様、
御神前にて、琴奏和歌のご奉納おつとめをさせていただきました。


昭憲皇太后様御歌
〜さと人の とよ年いはふ 声すなり
   いねのはつほを 神にささげて〜

常は閉じられており、神職様しか入れない御神前にての、光栄なおつとめです。

9月以降、あまり声が澄んで出ない感覚があり、
10月末に風邪をひいてから、かすれることもあって、声に不安があったのですが、
久々の御神前でのご恩恵か、
琴の、常ならぬ響きが体中に染み入ると共に、
魂の底からの声が、ほとばしるようにあふれ出ました。


理屈や身体感覚としてではなく、
自分のどこから、こんな声が出ているのか、自分でもわからない…それが幸福感となって心魂を満たします。

御歌奉奏と共に、即興祝い和歌もわきあがる。
久しぶりの至福感でした。

この声は私の声ではなく、どこからかおりて、その場に捧げられた響き。
意識的に発せられるものではない。

普通に歌うと、まだ声の調子は戻っていないとわかるのですが、
御神氣のうちに、おつとめが果たせるなら、それで充分に思います。


なかなか動画の整理ができないので、音入り記録はまた改めて。