昨日は夏越の大祓でした。
Googleから、「半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事」
この時期だけ境内に造られる茅の輪をくぐったりするよ。
私の住んでいる場所では、曇りから始まり日も差してきたが、やがて太陽と入れ替わるように雨が降り出した。
天からの恵みの光から
全ての穢れを清めてくれる雨をもって祓いを行われたんだと感じた。
清めの雨
が、それは深い悲しみをそっと包み流してくれる雨でもあると感じる出来事を知った。
生命みんなに訪れる死。
私は、魂があると思っているし死は肉体を離れて元あった場所へ戻ることだと思っている。
命の期限は多分、生まれる前に自分で決めてきているとも思っている。
時にそれが、私達が受け入れるには早過ぎるとしても。
そんなことは知っている。
知っているとしても、現実にその予期せぬ死をとても大切な人が迎えてしまったら、そう冷静に受け入れることなど到底出来ないと思う。
それに、たとえ魂は苦しみの無い世界へ旅立ってもう何も悩むことなどなく幸せだと知っていても
この世界に残った者は、
もう、
触れられない…
声を聴けない…
その姿を見ることが出来ない…
その悲しみを乗り越えるのは容易ではない。
それでも生きていかなきゃならない。
いつかまた会える日まで、生きて生きて生きていかなきゃならない。
やがて、いつか、心の底から、
あの愛おしい魂は、向こうで微笑んでいる。
いつでもそばに来てくれる。
出会えてありがとう。
と思える日が来るようにと、
夏越の雨は、心の涙と共にそっと泣いてくれたのだと思った。
ご冥福をお祈りいたします。