最初、

迷子続きに加え、

集合時間も守られず、

どうなることかと気を揉んだこのツアーも、

終盤にはお客さんとのタイミングがうまく合うようになって、

楽しく進められました。


若いお客さんってかわいいのね、

「12月8日はキリスト教の祝日だから、

スペイン広場にローマ法王が来ちゃいます。

そうすると、お店もしまっちゃうかも・・・」


すると

「マジで?!お店しまってほしくなーい」


の一方で、

「マジで?ローマ法王、マジめっちゃ見たくない?」

「みたーい!それ見れたらやばくない?いつも見れないんやろ」


ローマ法王が何者か、ということや、

そこで何が行われるか、ということはあまり知らなくても、

この元気さ、若さには圧倒されました。



そんなローマの休日。



お昼ごはんには少し間があったので、

マックで日報でも書こうっと。



ということで、

マックに入る。



すると、トレーを机に置こうとした私に、

女性が声をかけてくる。

ん?


何かはがきのようなものを差し出し、

寄付でも求めるようなしぐさ。


とにかくNO、と繰り返し断ると、

しばらくして去っていった・・・



そして、しばらくして。




あれ?!?!?!



ナイ!

ケータイがない!!!



ケータイを入れたバッグ(ケータイ+デジカメ+バッグ)が

ない!!!



やられたぁーーー・・・



しかも、

会社のケータイ。

自分のケータイだったらどんだけマシだったか・・

お客さんに教えてる番号だし。



あわてて、

お昼ごはんのときにお客さんには

「充電なくなりそうなんで、

個人のケータイもお知らせしときます」と

アナウンスしたからいいものの・・・



仕方がないので

保険会社への連絡を済ませ、

ローマ警察へ向かう。

盗難証明をもらわないと、

保険会社から保険が下りません。



すりとぼったくりで有名なこの町、

書類だけは大充実です。

ローマ三越から南側っていうんかな?

徒歩10分以内にある警察で

手続きできます。

三越にマップあります(警察の位置も書いてあります)ので、

三越の地下1階でマップもらっておくと便利。

ちなみに、

そのマップの「小さいほうの警察」に行きましょう。

近いし、盗難証明専門って感じです。


行くと、

くらーい受付みたいなところがあるので、

「バッグを盗まれました」と申告。

すると、

何語の書式で書類を作るか聞かれます。


Japanese?(もしくはジャッポネーゼ)


と聞くと、

もっちろんあります、日本語フォーム♪


これで、記入は万全。


あとは、

警察の方が順番に書類の打ち込みを

行ってくれるので、

記入後受付の方に書類を提出して、

呼ばれるのを待ちます。


この待ち時間が、日によって違う。

私は2時間待ちでした・・・


その間に、

世界中のあらゆる人種(うっかりに国境なし)が

手続きしに来ます。


私だって盗まれて落ち込んでいるのだが、

みんな同じうっかり人ということで

助け合って書類を作る。


私は、英語もイタリア語もダメな女の子の

書類作成を手伝い・・・

中国人にボールペンを貸し・・・


そうこうしているうちに順番が来て、

2Fかどこかに上って、

パスポート見せて、

書類を作ってもらって終わり!



せっかくのローマの休日は

ほとんどこれに費やされてしまい、

少しお客さんのための買い物をして、

夕食場所へ。


夕食からの帰り、

お客様には

「添乗員さ~ん、厳しく注意しすぎだよ、僕ら盗まれたりしなかったよ」と

いわれ、

まさか自分が盗まれて落ち込んでいるともいえず・・・


まあ、お客様に何もなくてヨカッタ、と思うしかないのでした。


関係ないけど、

下記はフィレンツェのクリスマス市場。

かわいい!けど、私の買いたいものは見つからなかった。。。



firenze natale2


イタリア・フィレンツェ クリスマス市。

うしろは、サンタ・クローチェ教会です。