ドバイ&トルコから帰ってきました~~


また、

帰りにお客さんのスーツケースが

届かなかったけど(涙)


ほんっとに多いわぁ・・・


ま、チビトラブルは海外添乗につきもの、

と割り切りまして!

大トラブルがなくてよかった!

(主観的・・)


ドバイ(U.A.E)もトルコも楽しく過ごせましたが。


やっぱり

ドバイには驚いたー


7つ星ホテル「バージュ・アル・アラブ」とか、

(ふつう5つまでじゃないの??(汗)知らなかった。。。)

完璧な「英語社会」とか、

(発音、めっちゃキレイ・・アラブ語のまったく聞こえない世界)

いくつもいくつもの「リゾートホテル」と「ショッピングセンター」、


そして未だに信じられないけど

あの暑い国に、怪獣の滑り台みたいな「室内スキー場」が

どかーーんと建ってたりとか、

案内してて疲れる疲れる・・・


(なぜならそれは、ESGだからかも・・

 英語ガイドの通訳をしながら、ありえなさに聞きなおす。。

 「あれはスキー場?は?聞き間違い?」みたいな・・)


もちろん、

めっちゃアラブ人の格好をしてる人も多いんだけど。



なんていうのかね、

度を越したリゾート、という感じで、

リゾートに縁遠い私(今年初めてだし、ハワイとか)としては、

目もくらむような世界でした。


リゾートとして楽しむなら、

お金がないと楽しくない場所。


そう、行くといいよってお勧めする場所では

ないのですが・・・

(お金があれば別)


私が衝撃を受けたのは、その国の成り立ち方でした。


1930年代までは、

ドバイはフツーの田舎の小国で、

真珠取りと漁業で成り立つ町だったのだそう。


それが、1950年代前後に

石油を発掘して以来、一気に発展したわけ。



ここまでなら、

U.A.E(アラブ首長国連邦)のもうひとつの柱の国、

アブダビと同じなのだけど。


ドバイはここからがちがーう!


現在の、ドバイの国内総生産における、

石油の割合はたったの5%!!!


じゃ、ドバイを支える事業って何なのさ?


観光?

だって7つ星ホテルもあるし、

海岸線いっぱい増やしたりしてリゾート地や

高級別荘地をいっぱいつくってるもんね


いんや、

観光はたったの18%。



じゃ、第一位は??

「経済特区」の設立!

(ま、現地では「ビジネスセンター」と説明されて、

経済特区とは訳せませんでしたが。。。)



ドバイは、

フツーの国と違って、各種税金がかかりません。

いわゆるフリーゾーンと言われていて、

しかも100%外資からの会社設立が可能、

外国人の雇用も制限なし、

資本や利益も外資企業の本国送金100%OK!



ということで、

ドバイの持つ立地のよさも生かし、

外資企業がどんどこ事務所を構えているのです。


そして、

国の所有する土地や建物への

賃貸料や登録料などで、

ドバイという国が成り立っているのだそう。


(英語で聞いたので、

 細かいところが違ってたらゴメンナサーイ)


今人気の「エミレーツ航空」(私たちもコレで行ったのだけど)、

これらを抱える政府系企業、

エミレーツ・グループの建物が山ほどあります。

このあたりは、古い、とも思いますが・・


ただ、

国が税金でお金をとって

そのお金で道路を作ったりするのとは違って、

石油で儲かったお金を活用し、

石油時代がいずれ終わりを迎えることを

想定して、

次の施策を持っている、

というのが、なんともたまりません!


儲かってて、かつ頭がいい、って感じ。

なんていうの、ジリ貧じゃないのねー

自分たちの持っているものを

生かして、発展につなげていく。


トルコも同じ。

イスタンブール、という重要な地を

手に入れて、

そして広い土地を生かして農業主体の国になっている。



うーん

日本ってどうなんだろ?


日本の財産って?

他国よりも強いところって、どこ?


石油もないし・・

農業も・・自給率低いし・・


答えが出ないまま、

とりあえず帰ってきました。



工業とかになるんかなあ


やっぱりやっぱり、

日本人の持つ真面目さ、几帳面さが

生んだ、

「質の良い商品(家電とか自動車とか)」・・・かなぁ



まだ良くわかりませんが、

改めて、

新しい思考をくれた国とこの仕事に感謝。