少し前にふと思った事。
ベスト盤のアーチスト側の見解。
クリープハイプは、レコード会社がバンドも事務所にも知らせず製作しリリース。
クリープハイプの尾崎世界観はツイッターで買わないでください!とまで呟き騒ぎになってた。
結局、ビクターからユニバーサルに移籍する事態に。
これは、全く知らせなかったレコード会社の責任が大きいのだけれど。
10-feetは、ベスト盤のリリースを
『あんなの不要です。生涯出さへん予定やった』とコメントし、オフィシャルのディスコグラフィの一覧にはベスト盤の記載がない。
アーチストにとってベスト盤ってのは認められない!
この曲はこのアルバムに存在するからこの曲なのだ!
アルバムとして聴いてくれ!
って事なのだろう。
しかし、エレファントカシマシは違うよね?
ユニバーサルから出されたベスト盤、本人達の座談会DVDが特典になってたり。
宮本さん自身『買ってね♬』って雰囲気が満載で(笑)
一度レコード会社から契約を切られ、苦労してる期間があるバンドだからこそ、CDをリリース出来る有難さの様な物をバンド自身が持ってるからなのかな?
ベスト盤?有難いじゃないか!
俺たちの曲をどんな形にしろ色んな人に届くと良いな♡
そんな宮本さんの声が聞こえてきそう。
聴く側の私達からすると、ベスト盤って有難い存在だったりもする。
アーチストからすると、アルバムを順に全部聴いてくれ!って想いがあるのは分かるんだけど、
フェスなんかで『このバンドいいかも♡』って思った時に、10枚くらいアルバム出してるアーチストだったら、何から聴いて良いやらってなる。
そのアーチストが好きな友達が居れば、見繕って焼いても貰えるんだけど、全く分からない状態でファーストから聴くって大変だから、ベスト盤が有れば先ずそこから入って行くみたいな、初心者には有難い存在になる。
例えば、エレファントカシマシで
ドラマで流れてて『Destiny』が気に入ったとする。
他の曲も聴いてみたいな~ってなって、ファーストアルバム借りたら。。。多分、2枚目は借りてくれない気がするw
『Destiny』聴いて食い付いた人が、『デーデ』やら『花男』『やさしさ』を聴いたらドン引きの可能性大だと思う。。。
ユニバーサルのアルバムから入って、エレカシってバンドの歴史を知っていき、『デーデ』や『珍奇男』に辿り着いてこそ、初期のエレファントカシマシの良さが分かるってもんだし。
だから、やっぱり初心者のファンにとっては、ベスト盤って存在は有難いもんだと思うんだけど。
やっぱりアーチストからすれば、邪道な物なんでしょうか?