高いところに木がみえる

小高い丘のてっぺんにぽつんと一本

暗闇に影が浮かび上がって、
電車が通り過ぎるまで
ビルの屋上にいるのかと思ったんだよ

電車は明るすぎる

私の姿も暗闇の窓にうつって、
久々に会った、
昔仲が良かったけれど音信不通だった知人みたいな気持ちで見てしまう。

こんな顔してたっけ

まぁいいや

きっと人が見る私と自分で見えた私は違う

なんとなく自分がこうありたいって思えることがあればそれでいいと私は思う