一方通行のトンネルを通っていたら前から車が来る!

「え・・!」Σ(゚Д゚)

ブレーキを踏み、車を降りて

「さがって下さい!ここ!一方通行ですよ!」

そう告げると



車はバックしたかた思ったら、壁いっぱいに擦るくらいよせ急ブレーキで止まった。

 

「なんぼ そんなに寄せられてもここ 通れませんよ!」

 

 

すると助手席の窓が開き、女性ドライバーが


「運転が下手だから、下がりたいけど、真っすぐさがれません・・」

仕方がないので運転を代わってあげる事にした。

助手席から運転席に入り、ハンドルをにぎると

かすかに小さな声で

「ありがとう ございます・・」 

と声が聞こえた。ルームミラーやサイドミラーで後ろを確認しても誰もいない。
 

気のせいだと思いバックをはじめると・・

 

「すみません・・」

 

とかすかな声で聞こえる。


少し アクセルを緩めて ルームミラーで後部座席を見ても誰も乗っていない・・

 

「ありがとう」って・・悪い霊ではないやろ

 

そう思ってバックを続け、トンネルから抜け出し降りようと思うと

「どうもすいません」

 

とまたか細い声が聞こえる

パッと 後部座先を見るとうずくまったおばちゃんが座っていた

ハッキリと見た!その時にマジで鳥肌立った。

 

立ちすくんでしまい、そのおばあちゃんを見ていると

 

 

「ありがとうございました」

小さいおばあちゃんが腰を丸めて座っていた・

 

この車のドライバーが私に追いつき

 

「母が、体調を悪くして、車にのせて、トンネルの向こうの病院に行こうとしていました」

 

 

「そう・・ですか・」

 

マジで鳥肌ったけど、スグに普通の小さなおばあちゃんが体調が悪いから腰を丸めて小さくなって座っていた事に気がついたけど・・

 

 

心臓がバクバク・・言っている。

 

心臓をバクバクさせながら、その先の病院へのルートを教えてあげて去っていたけど、オレの体は、ガクガクと震えて、心臓がバクバクが止まらなかった。

 

from MERAO