先週金曜日から公開したジャッキー作品リバイバル。
この時代の作品はもう何度もDVDで観ているので今更・・・とふつうなら思うかもしれませんが、この時代になって大画面で、客席のある劇場で鑑賞できる機会が来るなんて去年やおととしの不人気ニュースの頃から思うと夢のような企画!!
ただ、私にとって映画はその時のシチュエーション込みで思い出になるので、「アビス」を見たとき隣の席の女性のハンドバックの鎖がずっとジャラジャラうるさかったとか、「ある晴れた日に」は途中で隣のオバさんがプラ袋から取り出したおかきをボリボリゴックンピチャピチャといつまでも続けるので注意したら逆切れしてずっと睨まれてストーリーが入ってこなかった、とか、ネガティブもあれば、一緒に行った友達と共感してキャーキャー奇声をあげたり、涙が出てきて最後までみんなで泣いてた、とか、そんな行動もセットで思い出す。
ジャッキーは特にデートムービーの中にも入る万人が楽しめる作品なのでやはりファンには思い入れの強い「ポリスストーリー」を一人で観るのは寂しいなぁ・・・と、Xの仲間に呼びかけてみた。
ガチでジャッキーが好きな殿方が日曜しか休めないのでじゃあ12日・・・と、前回名古屋にも来てくれた滋賀県在住Aさんも乗ってくれた。
タイムテーブルが発表されたら一日2本をシャッフルして上映するらしくて、ポリストは15時15分からだった。
ゆっくり集まればいいか、と思ったけど「サイクロンZ」が10時45分から・・・。
せっかくなのでサイクロンも見ようということになったら出演者に好きな俳優が出てるからと、若いYちゃんも同伴することに。
何だかこの勢いが懐かしくて、うちの子が生まれたときに一回遊びに来てくれたっきりのKさんが何年かに一回思い出したようにジャッキの映画って行きましたか?なんて手紙をくれてたので断るだろうなぁ~とお誘いしたら「行きます!」と!!
ということで日曜日に向けての計画完了~。
でも初日に気になって京都の劇場の売店へ行ってみた。
あれ?缶バッジは?
店員さんに聞いたら完売(@@;)え?まだ始まって数時間・・・
焦ってしまいまして、並びで席を取るんだったら予約したほうがいいと思ってそれぞれの人たちにLINEして確認して・・・
立ったまんまなのもしんどいので近くにあったバーガーキングで照り焼きバーガーを。
連絡待って、確認して・・・みんな確認したら座席取って・・・・いったん終了~。
あわてた。あわてた。最近のジャッキーは一般には不入りでもマニアや古くからのファン、初めて知った若い映画ファンを侮っていたかもしれません。
初日だけでSNSがかなりヒートアップしていました。
ヒトカラはいま追加料金かかって高くつくけど声を出したい!と1時間半だけ。
台湾画像を選んだらにゃんこさんが映った。
「五福星」の画像も飛ばしてみた(^^)
間に土曜日をはさんでスタンバイ。
Kさんとは23年ぶりに会うしマスクしてるだろうから目印にハズカシイTシャツと派手目のバッグを。
5月12日当日。遅れないように早めに家を出ました。出勤か?って感じ。
なんとかなんばパークスに迷わずに行けそうでした。
この日は日本橋でコスプレパレードがある日ダッタヨウデスーツケースを持って並ぶ若いお嬢さんの行列があちこちに。
パークスの方は人はチラホラ・・・
まだ専門店も開店してないからスッキリ。
シアターは奥の方になるんですよねぇ~。
で、そこからエレベーターで8階まであがって
シネコンエリアへようやく到着。
無事にチケットを発券したらそうそう、売店!
がーん!!やっぱり缶バッジだけ売り切れてる~
Jさんが合流したのではらっぱ広場を散策。
AちゃんYちゃんも合流したので座席配分決めてレッツゴー。友達のKちゃんは間に合う自信がないので間に合ったら自分で席を取る、ってことで。
まずは「サイクロンZ」から。
ほぼアトラクション気分。だって・・・私らリアタイ世代は88年の夏以来。私は香港で旧正月作品としての大盛り上がりの映画館全盛期の空気を体感している。
チラホラといえど映画館で再びかかるなんて嬉しいじゃないですか。30代のYちゃんは自分が生まれる前の話だって言うしゴールデンハーベストマークを映画館で見たことのない世代です。
真ん中あたりのE列で4人並びました。
わくわくしてたらXのフォロワーさんのMちゃんが見つけてくれました。
私が追っかけしてた頃は学生だったというので、私の終板の頃と入れ替わりで香港に行ってたという方でした。
ほぼ集会状態で(^^)
「サイクロンZ」については一度DVDを購入した時に日記にしてました。
この時にはしょーもない作品って上から目線なことを描いてしまってましたが、この時からもすでに4年・・・?!!
で、今回映画館も「夕陽のガンマン」以来なのと、友達と一緒に観るのも久しぶり、そして数十年の時空を経てデン!ドン!デデデドン!!とあの四角いゴールデンハーベストのマークが出てきたんですわ・・・。
パラパラ~♪ってもうここだけで感無量になってしまって涙腺決壊(><)
冒頭は悪人の元華と田俊のやりとりシーンをバックに出演者名が映し出されるんだけど、ここのところ中国簡体字でしか目にしなかったジャッキーの名前が「成龍」
もうそれをスクリーンで見ただけでダメです涙が収まらない。
洪金寶、元彪、と名前が並ぶたびにウルウル・・。
作品自体はロマコメの不適切にもほどがあるエピソード満載なのですが、3人が並んで話をするシーン
ああ~、3人はこの作品以降一緒に仕事をしていません。不仲なのかそれぞれの道を生きているせいなのかいろんな情報があるけどよくわからないのですが、97年で中国返還する前の88年の作品。この方たちは30代でしたが青春の節目みたいになってしまった作品、っていうとらえ方をすると気持ちの入り方も変わります。
ジャッキーから香港映画全域に食指を広げた日本のファンはこの作品で体を張っていたサモハンの率いるスタントマンチームとジャッキーのチームの面々をこのあと顔と名前を憶えていったわけなので、今となっては「○○さんがあそこで映ってた」って発見もある作品だったりします。
ほんの一時間半ほどの作品なのでクライマックスに行くほど「ああ、もうすぐ終わっちゃう」という寂しさと、NG集のないあっさりとしたぶったぎりエンド。
いろんな感情が入り混じって涙が止まらなくなって、我ながら「サイクロンZ」で泣くか?!と突っ込みたくなるくらい思い入れで泣いちゃったのでした。
だからフォロー代わりにそばにいる人が必要なんです~(^^;)
あと、似た感情を持ってくれてたら気持ち共有できるのがやっぱりうれしいですね。
さて。ここで23年ぶりの友達に再会。
友達、ニコニコしてる。思い入れが違ったかぁ~と思ったら・・・
「チケット買って間に合ったと思ったんだけど・・・」
「どうしたの?」
「劇場を間違えて・・・」
キングオージャーの戦隊ヒーローのハコにはいっちゃって長い予告編だと思って気づくのに時間がかかって出るに出られなくなったと・・・(@@;)
いや~!私なら出ちゃう、私なら会ったら大騒ぎして聞いてよ~!ってギャーギャー言ってると思う。
友達はヘヘッと落ち着いてた(^^;)
じゃあ、次こそいっしょにジャッキー観て泣こう!!
テイクアウトでお弁当買ってジャンカラで5人で食べながら思い入れや思い出話。
共通の推しがいるから初めて同志でも楽しく過ごせてたようで、退店時間10分前になったので「英雄故事」と「TOKYO SATURDAY NIGHT」を全員で合唱。気合は入った!!
若いYちゃんだけ離脱。
4人で再びパークスシネマへ。
売店に行くと売り切れが増えてた。
今度は最前・・・ではないけど3列目に並びました。
隣に座ったAちゃんが私のジャッキーくんを膝に乗せて「一緒に観ます」!Aちゃんは実は前日に京都まで言って一度この作品に再会してる。今からおかわり状態。
そっか、じゃあ、落ち着いてるかも。
「ポリス・ストーリー香港国際警察」は何度も見てるけどゆっくりブログにしようと思ったら意外と日記にしてなかった。
ジャッキー会で何度かかけたけど最初にみんなで見たこの時は楽しかったなぁ~。
オフ会の時は「日本公開版」を楽しんでたのですが、今回のリバイバルは短めの海外版(;;)
だからOPに香港の街が映って「英雄故事」が流れるバージョンではなくて、いきなり汚職取引現場のバラック街に張り込みシーンから。
でも、これ何度もテレビでやってるので知ってる人は目にしたことがあると思うのですが、銃撃戦で始まって逃走する車を追って車でバラック街を突き破る、まだ逃げる犯人を追って坂道を下り乗り換えた二階建てバスを追いかけて走る走る走る傘を窓にかけてぶら下がって飛び乗る、そこから落とされて坂道を下ってバスを待ち伏せて銃を構える・・・
ここまでの長いアクションの数珠繋ぎ。
今回見た3列目はスクリーンを見上げる位置でシネスコサイズなので視界に全部入りきらないくらいなので迫力が満点。
そして若いジャッキーの気迫。
いろんな発見もあって、勢いの付くストーリーのまま一気にクライマックスの誰もが知るシーンへ。
もう永安百貨店の吹き抜けポールが見えただけで「あのシーンが来る!!」と、ドキドキしてたまりませんでした。
泣いちゃったなぁ、やっぱり。
終わっても泣けて泣けて。
映画についてはまた別で日記を立てます。
終了後、友達のKちゃんはお姑さんとこに行くから離脱「ライド・オン」の前売り買って帰るわ~、って売店に戻って行きました。ありゃ、4年前の私レベルだった彼女の覚めてた熱にまた発火しちゃったようでした(^^;)
クダリエレベーターはシースルーに乗ってみました。
さっきのジャッキーはこれくらいの高さから落ちたんだろうねぇ~。
晩御飯は席予約していたなんばCITYの梅蘭(ばいらん)へ。
お疲れ様~!
ここのお店、配膳ロボットが活躍してました。
香港映画を観て点心もぱくぱく。こういうことがまたできてうれしいよ~。
映画として大好きな作品もありますが、ジャッキーの映画に関しては一人で観るよりも誰かとみて気持ちを分かち合いたい。
もうそういう事はできないかもなぁと思ってたので実現できたことがほんとにうれしかった。
ほんとにほんとにありがとうジャッキー。
5月31日に公開する「ライド・オン」は今までのファンの気持ちが重なる内容のような気がします。
4K映画祭の3本のうち「奇蹟」は誕生日合わせで初めて一人で香港に行ったときに一人で観に行った新作だった。
いろんな思い入れがあるのでこれもスクリーンで見たい。
でもどうにもこうにもタイムテーブルがよろしくない。
残りあと8日の間にどこかで観たいのですが~・・・。東京やなんばパークスは昼間の上映もあるそうなのに京都は終わったら日付が変わる時間に近いレイトショー状態か早朝の8時台・・・。
どうしたもんかなぁ~、スクリーンで観たいなぁ。