我が人生最凶の年(その六) | ネコ好きオヤジのひとり言

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それらを書いていきます。

さて、月曜日

 

 

普段のゴローちゃんは、僕よりちょっと早く来ていました。

でもその日は僕が出勤しても、まだ出てきてません。

「めずらしいこともあるもんだな、あの人が遅いだなんて」

やがて、始業時刻になっても姿は見えません。

「あれっ、休みだったっけ?急に休みって、どうしたんだろう?」

てなふうにのんきに思っていたら、上司が小走りにやってきました。

 

「あっ、派遣会社から連絡があって、ゴローちゃん辞めるって

 言ってきた。出来るだけすぐ次の人を探すから、しばらく

 一人でがんばってくれ。」

 

そしてまた小走りに戻っていく上司。

えっ?えっ?えっ?えっ?なワタシ。

とりあえずは、電話を掛けましたよ、携帯に。でも、でないんです。

呼出音は鳴ってます。でも、鳴るだけ。

作業の合間をみて、電話しました、何度も何度も。

でも、やっぱり同じ。

 

不思議ですよねぇ。何回かけたか思い出せないくらいかけたけど、毎回必ず呼出音がなります。

留守番電話に切り替わることもなく、電源が切れていることもありません。

毎回かならず呼出音がなるけど、かならず出ない!

 

 

貸した金額は気になるけど、これだけじゃないんですよ。

 

このころは

失恋の傷は何とかふさがり(でも痛みはまだキツイ)

壊れたパソコンはあきらめ(バイオノートなんか大嫌いだ!)

それに反比例するように

父親が「そろそろ...」な状態

人事部からのリストラにどう応じるか悩む

でも、仕事はしっかりこなさなければならない。

さらに、中途採用の人に業務を教えていかなければならない。

 

こんな状態。おおよそ、6月くらいだったでしょうか?

 

優先順位が高いものがたくさん出てきて、貸したカネについては記憶の奥に無理やり

追いやっていたような毎日。

 

 

そうして月日が過ぎて行き、真夏の昼間の暑い時間帯、休日の土曜だったか日曜だったか..

おそらく8月で、床屋からの帰り道、暑さにげんなりしながら歩いていると、携帯が鳴りました。

 

 

その七につづきます