笑いでストレス解消! ユーモア絵本おすすめ9選
今回はユーモアのある絵本たちをご紹介します!笑うってすごく大事なこと。笑うだけでなぜか楽しい気持ちになれちゃうんだから不思議ですよね。イライラやストレスを感じているときはぜひ絵本で笑いを補給してください。子どもたちだけでなく、読み手である大人も楽しい気持ちになれるユーモア絵本をご紹介。読み聞かせ会にもおすすめですよ。
1、『とうさん とうさん いかがなものか?』
穂高順也
西村敏雄
あかね書房
八百屋と花屋と石屋の父さんたちと、その子どもたちのお話しです。八百屋に並んだ菜っ葉の方から声がしてきました。「とうさん とうさん、わたしははなやのむすめをおよめにほしいがいかがなものか?」ちょうど、その頃石屋の石からも花屋の娘が欲しいという声がした。でも、花屋の娘は町のみんなの人気者。何より人の子でした。二転三転する花嫁・花婿候補。八百屋の父さんと石屋の父さんがそれぞれの息子たちを持って「どうかおよめにきてください」と頼みに来る姿が可笑しくて笑ってしまいます。読み聞かせ会にもおすすめの絵本です。果たして誰と誰がくっつくのでしょうか?
2、『ちょっとまって、きつねさん』
カトリーン・シェーラー
関口裕昭
光村教育図書
まいごになったうさぎのぼうやの元にはらぺこのきつねが忍び寄ります。大きな口をあけ、まさに食べようとしたその瞬間、うさぎが言いました。「ちょっとまって!」「ここがおやすみをいう場所だってことを知っているよね?」物語の舞台、それはきつねとうさぎが出会うと必ずおやみなさいを言う約束がある不思議な世界。うさぎときつねの掛け合いが面白く、だまされるきつねの姿に思わず笑ってしまいます。おやすみさいを言う不思議な設定が最後に生きていて、上手く落ちている絵本だと感じました。
3、『キウイじいさん』
渡辺茂男
長新太
クレヨンハウス
大迫力なユーモア絵本をお探しの方にはこちらがおすすめ!大好きなキウイを食べたいおじいさんはキウイの苗を庭に埋めました。毎日水をやりますが、一向にキウイの実がなりません。腹を立てたおじいさんはキウイの近くにゴミを埋めてしまいました。すると・・・。渡辺茂男さんの突飛なお話と、長新太さんの迫力のある絵が見事にマッチしています。キウイのつるがどんどん伸びていく様子は圧巻です。キウイジュースやフライドキウイ、キウイじいさん・パイ・アラモードなどなど、たくさんのキウイ料理が登場します。「どんなキウイ料理が好き?」といった会話も膨らみそうですね。
4、『うみキリン』
あきやまただし
金の星社
うみにすんでいるキリン、うみキリン。うみにいるなんて。ちょっとへんなキリン。うみキリンの背の高さはなんと1万メートル!衝撃的なサイズのうみキリンですが、なかなかの働き者なんです。海に浮かぶごみを食べて海をきれいにしてくれたり、さかなたちの住処となっていたりと海にとって欠かせない存在です。でも、人間の目に映ることはありません。いや、もしかしたら目にはしているけれど勘違いしているのかも・・・。いつか見つけてみたいものです。うみにすんでいるキリン、うみキリン。
5、『ジャイアント・ジャム・サンド』
ジョン・ヴァーノン・ロード
安西徹雄
アリス館
むんむんむしむし暑い夏。チクチク村に飛んできた4ひゃくまんびきのハチの大群。村の人々が集まって見つけた作戦。それが「ジャイアント・ジャム・サンド」!大きなジャムサンドでハチを退治してしまうという、驚きの作戦です。4ひゃくまんびきのハチVSジャイアント・ジャム・サンド。大迫力の対決に興奮すること間違いナシです。
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6、『ピッツァぼうや』
ウィリアム・スタイグ
木坂涼
らんか社
友だちと遊ぼうと思っていたのに雨が降ってきてしまい、ピートはご機嫌ななめ。お父さんはそんなピートを見て、思いつきました。「そうだ、ピートでピッツァをつくったらたのしくなるかもしれないぞ」こんなお茶目なお父さんがいたら楽しいですよね。自分の息子をピッツァに。なかなか出てくる発想ではありません。表紙に描かれたピートの幸せそうな顔、きっと楽しい時間だったのでしょう。
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7、『にんにんじんのにんじんじゃ』
うえだしげこ
大日本図書
こやつの名は、にんじんじゃ。立派なにんじゃになるために日夜修行にはげんでごさる。されどお調子者のにんじんじゃ。堪忍袋の緒が切れたおとのさまより重い役目を言い渡された。怠け者のにんじんじゃ、ダメな子なんだけれど憎めない。バカバカしい作戦や攻撃もことごとく失敗して笑わせてくれます。登場人物もみな個性的で何度も読みたくなる絵本です。「にんにんじんのにんじんじゃ」という言葉の響きも楽しく、声に出して読みたくなりますね。
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8、『ぼくんちどうぶつえん』
正道かほる
大島妙子
童心社
ぼくはしょうた。おとこのこ。でもね、ほんとは・・・。男の子が自分の家族のことを紹介している絵本です。でも、実はお父さんやお母さんというのは仮の姿だったんです!「でもね、ほんとは・・・」の後に本当の姿を現します。まるでお家は動物園。賑やかで楽しいしょうたくんの動物園を覗いてみませんか?家族を紹介する時に「お父さん」の後に「りゅうたさん」というように名前を紹介しているのも面白いですね。
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9、『ずいとん先生と化けの玉』
那須正幹
長谷川義史
童心社
むかし、ある村にずいとん先生というお医者が住んでいた。この先生、腕は確かなのだが、少しばかりずるいところがあるという、もっぱらの評判だった。おさんぎつねとずいとん先生のだまし合いの物語。欲張りなずいとん先生の悪そうな顔がなんとも言えません。この先生、良い人物ではないのですがなぜか憎めないんですよね。そんなよく言えば人間臭いずいとん先生とおさんぎつねのだまし合いの結末はどうなるのでしょうか。
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いかがだったでしょうか。ユーモアのある絵本は子どもたちの心を安らかにしてくれます。日常生活で感じたストレスを絵本で解消してみませんか?今回ご紹介した絵本は幼稚園や小学校での読み聞かせでもおすすめの絵本たちです。是非一度目を通して、ユーモア絵本の魅力を感じてみてください!
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